一ノ蔵の特別純米酒ひゃっこい
団長「おっ、今宵は久方ぶりの一ノ蔵じゃねぇか。」
団員「へぃ、年末に宮城の○山さんから届いてやした。」
団長「んだか。毎年ホニホニありがたいこっちゃのぅ。どれ、、、」
…………………………
団員「どやすかぃ。」
団長「ん、いいねぇ。宮城の酒は、なしてこぅ出来がいいんかの。」
団員「へぃ。たしかに特別純米で、このスッキリ滑らかな味わいは、岩手にはないかも。」
団長「なんだよ。滑らかかつ芳醇。岩手の特別純米はコテコテだべ。」
団員「スッキリとコテコテ。この違いはなんなんすかね。」
団長「優等生と悪たれか。米と水がちゃうと云えばそれまでじゃがの。」
団員「それまで、ではないと、、、」
団長「県民性とちゃうか。酒蔵の目指すところがちゃうのとちゃうかの。」
団員「なるへそ。そもそも酒造りの思想がちゃうと。」
団長「そさな。世の中、優等生ばかりじゃ成り立たんから、ちょうどヨカ塩梅なのかものぅ。」