カテゴリ:日々雑感
今日の税理士会の研修会は午前・午後と九段会館で行われました。 いつもの、ぼやきになってしまいますが九段会館での研修は非常に 疲れます。 しかし、今日の研修は参加して良かったです。 午前の部は 木村金蔵先生の「実践相続対策と相続時精算課税制度の利用」 相続税対策の基本5原則、それを実行するための具体策を 紹介していただきました。 不動産管理会社を利用した対策では管理委託契約書の雛形まで 説明いただきました。 今回の研修内容は若手税理士を対象としているとのことだけあって 分りやすかったです。 相続案件は団塊世代の引退に伴なって相談案件は確実に増えてくる と思います。若手税理士も頑張って資産税に取り組んでほしいという エールでもありました。私も地道に取り組んで行きたいと思います。 午後は 右山昌一郎先生による「受贈財産の譲渡における取得費の範囲」 これは、贈与により取得したゴルフ会員権の取得費について 争われていた訴訟についてです。 今年2月1日に最高裁判所で勝訴判決を受けた事件について 補佐人税理士として裁判に参加された右山先生が、課税処分の経緯、 不服申立てから裁判における過程を詳細に説明されていました。 詳細を書くと長くなりますので省略しますが、税法上分の解釈に ついて、文理解釈だ、拡張解釈だといった解釈論を持ち出す前に まず、その条文の文言が何を意味するかを適格に読み取る必要が あるのですが、今回の争点となった所得税法38条及び60条について 下級審においては、これを正しく読み取ろうとすることもなく 判決が下され、やむなく最高裁に上告することになった経緯には 興味深いものがあります。 そのほかにもいろいろ、興味深い話も出ました。 夜は、近所の早稲田大学エクステンションセンターで開講され ている中国語講座です。 中国語の特長は四声とピンインですが、今日は四声の練習。 これが、なかなか難しいです。 ラジオ講座で耳には馴染んでいますがいざ、発音すると ちょっと違うような...。 これからしばらくは、頑張ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.07.21 00:38:00
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