日本の当たり前は当り前じゃない!?
今回は二黒と一白の方位をとりますので二黒の古いという象意がかなり出ております。家は古いし車も古いので娘は壁をけったら穴をあけてしまいましたし門が壊れたり、車の後ろが開かなくなったりドライヤーを借りれば火をふきました。何より耐えられないのは家の中に大きな犬を入れること・・・ベッドも何もかも犬のにおいと毛だらけで子どもたちはくしゃみばかりしているし歩けば足の裏が真っ黒。食器ふきも手ふきも同じタオルでしかもそれが全然吸い取らない…ま~神経質すぎる家庭よりはずっと気が楽というのはありますが・・・ずぼらな私でもまめに掃除洗濯するようになりました。ここの家の主人は黒が大好きでバスタオルで拭けば体中に黒い毛が付きます。何度洗っても・・・です。一白の方位なので失せものも多く子どもの大事なゴーグルやぬいぐるみなど失くしたりサンダルなど犬にかまれてボロボロです。海外へ行くということの良さは私たちの「こうするのが当たり前」という既成概念を壊してくれる所にあります。インドなどに行った日には頭から湯気が出ているのが見えたほどでした。直面する最初のときは「なんで?」と腹が立つもので日本にいる時よりも毎日腹を立てている気がします。なんで洗濯干すのにハンガーも何もなく紐に洗濯バサミだけ?と洗濯ばさみも足りなくてホストが乾いているのに数日間も取り込まないので勝手に取り込むのも失礼なので洗濯ばさみを使わずに干していました。他の家に行ってもやはり同じように干していましたしきのうKマートに行きましたがやはり干す用の道具がなにも売ってませんでした…広い庭のあるケアンズでは日本のように狭いベランダで干せるようなものは必要ないのでしょう。日本は狭い国だからこそ知恵や工夫がいたるところにみられ当たり前という日常に本当に便利で感謝する思いです。先日もバス停で待っていて手まで振っているのに運転手が素通りしました。1時間に1本くらいしかなくバス停に待っていたって手を振らないとまず彼らは止まりません。もちろん次はOOですというアナウンスもありません。乗るときに「どこどこまで何人」と告げてバスの運転手がいちいち清算するのでバスは10分から30分遅れてくるのがざらです。幸いにも親切な方がいて素通りしたところを見ていたからと送ってくださいました。奥様が日本人らしく子どももいてかわいそうにと思ってくださったようです。空港から送ってくださったタクシーの運転手さんも休みとなると子どもたちを連れだしてくれたりビーチで寒くて震えていたらバスタオルを貸してくださった方も子どもたちをワニを見に連れて行ってくださったりバーベキューをして下さったり家に招待して下さったりして本当に親切にしてもらっています。一白は人間関係なので悪いことだけではなく新たな人間関係ができつつあるのは日本ではなかなか考えられないことですね。慣れてくると気にもならないし自分のやり方はこうだからと相手に告げることで行動が嫌なだけで相手を否定しているわけではないのだという文化ですからはっきり言えたら対立などもありません。日本食を作ってあげても「好きじゃない」とか「いらない」とはなかなか日本人なら言えませんけど・・・うちのホストははっきり言います。でも、これはとても重要なポイントです。その味が苦手なだけで私の好意が受け取ってもらえなかったことで落ち込む必要はないからです。娘はいつもここを混同します。自分自身も否定されたと思い何か提案をすると「ママは文句を言った。私が嫌いだからだ」という図式になるので心理学的に見る「同化」「自己同一視」を学ぶには良いチャンスです。ここの子どもは一人っ子で学校も行きません。日本でいうひきこもり・・・ニートですね10歳でずっとネットでゲームしてネットの相手とは話してもうちの子供たちとは会話したり一緒にゲームしたりもしません。アイスもボックスごと抱えて食べジュースもボトルごと口をつけたくさんよそって残す。子どもたちは唖然としています。そうか・・・シェアするということを一人っ子は知らないんだと4人兄弟の私も驚きました。生まれたときからずっと一人シングルマザーなので、罪悪感からとっても甘やかすので外出に誘うこと数時間。その挙句に行きたくないはザラです。このママも良く待つな~と思います。怒らないですけどストレスをためているのでお酒に煙草がやめられません・・・。ボーイフレンドとも先週別れて・・・息子への愛情が共依存になっているのを見せてもらえているんだな~と実感します。兄弟は小さな社会親は大目に見たりゲームでわざと負けてあげたりしますけど兄弟は容赦しません。こうして兄弟でけんかしながらも人間関係鍛えられて行くんだなと9月からは娘も帰国するので一人残った息子と共依存にならないように気をつけないとですね。子どもたちの英語は・・・難しいですね・・・ま~最近はyoutubeという便利なものがあるので日本のドラマばかり見ています。ゲームもあり娯楽にあふれていますから・・・私が19歳でアメリカにホームステイしたころは携帯もなく、全く一人だったので完全に1か月英語の環境でしたけど今回は親も一緒だし、ま~学校に通うわけでもないので仕方ありませんけど・・・毎日アニメを見ながら言葉を浴びています。私がホームステイしたときは8歳くらいの子がいたのでその子に英語を教えてもらった記憶があります。言葉はやはり一方通行のテレビより人からじゃないと育たないものなんですよね。子どもがいたら遊びながら英語おぼわるんじゃないかな・・・日本語の一言一言にいろいろ引っ掛かり怒りがわいたり人間関係がうまくいかない息子たちも言葉が通じないところなら仲良くなるんじゃないかなと思ったのですが・・・日本でも問題になっているニートは日本だけの問題ではなかったのですねでも昨日ビーチの公園で息子は7人くらいの子ども達とかくれんぼして遊んでいたので今後はちょくちょく外に出してあげようかな・・・と思います。生活保護を受けオーストラリアでも働かない人も増えているようですしホームレスも見かけます。ドラッグも世界一のようで夜パトカーが良く来ています。イギリスやオーストラリアでは親の面倒をみるという日本や韓国などに見られる当たり前は無いようです。これが当たり前と思ってしまう怖さ・・いろいろなことを疑う大切さを感じる日々です。わざわざ家の近くではなく車に乗せて広い公園を走らせ川で泳がせない日は犬ですら、夜中まで吠えまくりドアを蹴り倒し、家中のクッションなど噛みまくる…一度でも例外があるとそれが当たり前になってしまう怖さ・・日本で気がつかなかったこともたくさん見せてもらえています。