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喜多山栄の乗って、歩いて、湯に浸かり…

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2007.09.15
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テーマ:路線バス(285)
カテゴリ:バス
今回の記事は、岐阜県旧海津郡3町を走っていたコミュニティバスを取り上げます。

 同市は2005年3月に旧海津郡3町(平田町、南濃町、海津町)が新設合併(対等合併)してできた新しい市です。海津町に他町が吸収合併されたという記述のブログ記事を見たことがありますが、合併協議会の公式ホームページを見ると「新設合併」と明記されています。

 このあたりは岐阜バス、名阪近鉄バスのエリアでしたが、ご多分に漏れず大垣と海津を結ぶ幹線を除くローカル路線は撤退の憂き目にあい市(合併前は旧町)がバスを運行しています。

「広域バス」 スイト観光バスが運行 海津温泉にて

 羽島市(大須)から旧平田町を通って海津市医師会病院に至る路線は市域をまたぐので「広域バス」と名乗っています。写真は2004年2月に大須から乗車して下車した「海津温泉」バス停で撮ったものです。スイトタクシーが受託、車両は観光タイプの日野リエッセが入っていました。


 海津温泉を拠点に旧海津町を循環していたのが「海津町営バス」(現在は海津巡回バス)。100円温泉で知られた鄙びた老人福祉センターでしたが、現在リニューアルのため全面工事中。公式HPによると今年9月から11月まで全面休館とのこと。源泉100%かけ流しのカルシウム・ナトリウム‐塩化物泉だったのですが、公開されている設計図によると、「並みの公共温泉」のようになりそうな感じです。とにかく温泉は12月に新装オープンしたら改めて取材しないといけませんね。

海津町営バス(当時) 現在は合併で海津市に 近鉄石津駅前にて

 海津町営バスに乗るための鉄道アクセスは近鉄養老線石津駅。駅から少し前に出た路上バス停から乗ります。写真は2004年2月に石津駅前で撮った日野メルファ9。自家用送迎用向けの車両なので珍しい車種選定です。

 養老山地に沿った旧南濃町では南濃町営バス(現在は海津市南濃巡回バス)も走っていました。新市でも引き継がれていますが、このバスも海津温泉に乗り入れていました。旧南濃町は南北に細長い町でバスは近鉄の駅(美濃松山、石津、駒野、美濃津屋)に接続しながら南北軸を結んでいます。途中旧南濃町が掘削した「南濃温泉水晶の湯駐車場」と海津温泉にも寄ります。車両は普通のマイクロバス。三菱ふそうのローザでした。

南濃町営バス(当時) 現在は合併で海津市に 近鉄美濃松山駅近くにて

 さて、この海津市、合併にいたる経過でドタバタ劇が演じられマスコミでも報じられました。平田町と南濃町と海津町から1文字ずつとって「ひらなみ(平南海)市」という案が当局から出され、町民の総すかんを食ったのです。平板な印象が嫌われたのでしょう。アンケート方式の住民意向調査を経て郡名を踏襲する海津市に決まった経緯がありました。地名は古くからの住民にとっては愛着深いもの。お上(行政あるいは議会)の一存で決められてしまったら、たまりませんね。地域の歴史を塗りつぶすことにもなりかねません。

 このあたりは木曽三川下流の低湿地帯で輪中集落や、江戸時代に薩摩藩士を動員して分流堤防を築いた歴史を知る「治水神社」もあります。バスの時間を調べれば岐阜から電車、バスを乗りついで桑名まで出ることができます。観光コースの一環としても利用できるのではないかと思います。

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Last updated  2007.09.15 21:46:17
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