オ　ニ　オ　ン　の　つ　ぶ　や　き

人間は誰でも何かにすがりたいものでしょう。

ちょっと気が弱った時、自信が無くなった時、病気の時とかは自分自身の足場を失います。そこで登場するのが信仰です。新興宗教では、特にそういう人たちを狙います。彼らだって最初は人助けのためであって、そのうちお金儲けの道へ進まれるのですね。。

これは新興宗教が悪いと言っているのではありません。新興でなくて、昔からの宗教だって同じことです。でも昔からの宗教は信者が圧倒的に多いので、宣伝費や維持費などがかからないのかも。。特にキリスト教はアフリカの未開地やアジアの奥まで行って、原住民の改宗を行いました。とにかくそれまでの「未開」の民族の宗教が野蛮で粗野だからと。。これについては多くの作品がありますが、今ではキリスト教化されてしまってもう長すぎて、誰も文句言いません。言えないようになっていますし。。

困った人たちを救ってあげるなんて「おおそれたこと」ではないでしょうか。はっきり言って、こっちが救われるのではないでしょうか。でも現代社会の困った人たちに希望の光をともしてあげるのは罪でもないですが、しょっちゅう点火しなければならない安物ではどうにもなりません。

目の前のものに気付かせてあげるだけなのです。困った人たちがそれに気付けば、目覚めればそれで終わりです。それがちゃんと出来ないから、多くの教祖さまたちは一時しのぎで生活費を稼いでいるのです。接骨でも、何度も通わせて料金をもらわないと商売にならないからです。ああいうのは、本当は即時で治るものです。ただ、痛みを伴うのを嫌う場合があるので数回に分けることがあります。

これはその筋の商売の人を批判しているのではありません。家賃や養育費を払わなければならない場合には、仕方ないことでしょう。その際に、必ず感謝されているとは限らない体力や精神力を使う仕事ですから。。

稼いだお金は還元することです。どんどん動かさないと気が滞ってしまいます。生活するだけできっちりという場合も、けちらないで楽しいことに使いましょう。

繰り返しますが、宗教家の中には本物の方がもちろんいらっしゃいますでしょう、でも偽物もいます。困った人たちにはその区別がつかないのです。本物の宗教は、困った人たちが行くべき道を見せて一緒に進ませることよりも、各自で気付かせてあげることです。独立させてあげることです。

よくいろんな占いで人生を見ようとしますが、ああいうのは統計であって、そのままだとこうなるよと教えてくれているだけです。どんな結果が出ても、あなたの足場がしっかりしていれば何にもすがる必要はありません。参考にするだけでいいのです。自分の事はなかなか自分では、よく見ることが出来ないものです。自分を大事にすることです。

すがらない週末をお過ごしあれ