オ　ニ　オ　ン　の　つ　ぶ　や　き

オニオンはまだこの世に生まれていなかったが、１９４５年８月６日は日本にとってとても重要な日である。さらに９日、この両日堂々と原爆をアメリカは戦争を終わらせるために落としたのだから。。そしていまだかつてアメリカ合衆国はその謝罪を正当化している。

しかしながら、ワンダフルランドである日本は、それを許した。公式に許している。被ばくされた方々、家族の方々は許せるものではないはずだと思うが、許そうとして許したのではなく、そうするしかなかったからである。一生を恨みながら生きるか、すべてを許して生きるかの生存者の選択である。

戦争に負けたのだから、許すも許さないもないだろうと言ってしまえばそれだけである。でもそれも結果をみれば、そのおかげで経済的に世界のトップへ乗り上げたのだ。のち中国が伸し上げているが、アメリカが依然としてトップのトップである。この国を追い越すことは出来ないようにしてあるのだろう。。
そもそも経済的に、物質的にトップになったアメリカ国民は幸せなのだろうか。。

幸せというのは個人の評価によるものだから、他人があれこれ言って比較批評するものではない。ところが、比較しないでは生きていけない世の中に居るとどうしてもマスコミに意見を伺ってしまう。。

とまれ、最近上がってきた静かな声では、そろそろ物質文化が終わり精神的なモノへ移行するという。最近どころかずいぶん昔から聞いているが、いつ目に見えてくるのか。。いや、精神的なモノは目に見えないのだからもうすでに変わっているのだろう。オニオンが最初に知ったのは、子供のころである。その時、子供ながら、誰でもが庭付きの縁台付の家に住むことが出来て、大金がなくても幸せになることが出来るのだと思ったものだ。

豊かさというのは、何なのだろうか。。そのものに値打ちのない貨幣を持つことか。。心の豊かさなのか。。
戦争で犠牲になった人を無駄にしてはいけない。仕掛けられた戦争であるならさらにそれを有益に返すべきである。去年の３月１１日に犠牲になった人を忘れてはならない。過去はすんだことだ、しかしながら現在は、未来は過去とつながりを持っている。よき未来はよき過去から成るのである。それには現在をしっかり生きることである。

ただ生きているだけでいいのだ。病気でなく、毎日生活できる状態だ。そして美しいモノを見て美しいと感じ、嬉しいときに喜ぶことが出来る、またさらに、他人と比較せず、恨まず許すである。

８月６日のつぶやき