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カテゴリ:命のつぶやき
今年度のイタリア語のクラスの試験には欠席することにしました。 自信が無いのではなく、試験のストレスに勝てない訳でもありません。 今年の初めのクラスでオニオンは教師の集中攻撃に会いましたが、その時は事務所の引っ越しで身も心も疲れ切っていて、スリには掏られて、やっとの思いでクラスだけはと出席していた時でした。もう座っているだけでもやっとだったのです。宿題はやっていましたので、ひとまず安心していたのですが、オニオンめがけてどんどん質問されました。オニオンともう一人いたのですが、とにかく自国語でさえしゃべることが出来ないくらいに疲れていたのに集中攻撃されたのです。言い返すことも出来ないくらいに打ちのめされました。 地面に落ちたモノを更に叩いて埋め込んでしまうようでした。いや、埋め込まされたのです。どんな悪い奴でも、そこまでしたらあきませんよ。。立ち上がるのをまってやらんとあかんのですよ。 しかしながら、その教師への憎悪は沸きませんでした。何だか自分が憐れでしたが、教師がもっと憐れに思えました。彼女は自分の態度に気付いていないのです。あのぐいぐい押してくるやり方は尋常ではありませんでした。他のクラスメイトも一度は攻撃を受けています。でもオニオンへのは異状でした。他人が弱っているところを平気で打ち込んでくるなんて本当に異状でした。 中国語から始めて昔やったオランダ語の再開とイタリア語やりました。9年近く続きましたが、これで終わります。試験は最後の目標かも知れませんが、今回は試験前に終わりです。今思えば、オランダ語の試験はオニオンの支えとなっていました。当時結構辛いことがあって、何があっても試験にすがりつきたかったのです。中国語はさほど問題も無く終わりましたが、イタリア語は生まれて初めて最後の試験まで行かないのです。行けないのではなく、自分で行かないことを選択したのです。だって現在は何かにすがらなければならない状況ではないからです。 イタリア語の教師が素晴らしい人だったら、きっと試験を受けていたと思います。でも人間的に相当問題のある人だから余計オニオンにはよかったのです。オニオンの母も結構ひっかかった人でしたが、彼女のお蔭で母親とはどうあるべきかをよく考えました。それに彼女のお蔭で二度と日本へは戻るかと決心しましたし。。 芥川龍之介でしたっけね、「子供にとって悪い親はいない。どんな親も子供にとっては最高の親だ」って。。ね 数年以来オニオンは自分を解放する作業をしていますが、やっと具体的に「試験を受けなければならない。いい成績をとらなければならない。」という呪文から解放されました。他にも「欠席はしないこと」から解放されていますし。。 こうあるべきだとかいうのは、自分でこしらえた壁です。ただその壁を壊しただけにすぎません。自分で作ったモノを自分で壊すのだから、どうってことないのです。 一歩手前で止めるというのも大変気持ちのいいものです。 どんなことがあっても、自分の心に忠実に生きること、これに尽きます。 来年度、何をするかはまだ決めていません。年度は9月からですが、9月には休暇をとってどこかへ旅する予定です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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