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カテゴリ:自由
壁というものは、両サイドを仕切ることになります。つまり、分けてしまうのです。自由を妨げるものです。
先日ベルリンの壁が壊されてから30年を記念して催しがありました。1961年からにして28年間の「屈辱の壁」は今も見えなくなったとは言っても人々の心の中に立ちはだかっております。 さらに、ベルリンでは壊されても、世界のあちこちで別の壁が出来ております。それもベルリンのよりも高くつく壁を立てています。 オニオンがそのベルリンに居たのは、たったその27年間のうちの半年ほどにしかすぎませんが、今思うのはあの頃の世界は終わったのではなく、他の形で受け継がれているようです。 しかしとにかくドイツの国民はやっと一つになったのですから喜ばしいことですね。当時はまさかソ連が引くなんて誰も考えなかったようです。 忘れられないのは、西と東を結ぶ駅で、西と東に分かれた家族が空港のような自動ドアーが開いて再会できた喜びです。オニオンは東に渡り、連れが来るのを待って現地の家族と一緒にドアーの前で佇んでいました。半時間ほどは待ったと思いますが、その家族はもっと前から待っているようでした。彼らが抱き合って引き揚げていったので、オニオンも諦めて外に出たのです。 オニオンが覚えているベルリンは、壁で閉じ込められていて静かだったということです。現在はどこにもあるようなドイツの都会になっています。フランスのデパートやアメリカの店が入っています。社会主義者でなくても、国粋のブランドの店が幅を利かせている方を好みます。もちろんアメリカの国勢は偉大ですが、軒並みにアメリカ語がつらつらと続くのには抵抗しますね。日本の人はアメリカ語に慣れているだろうから何の抵抗も感じないでしょうけど。。 ヨーロッパの良さは、アメリカ様様では無いと言うことです。とはいえ、戦争を経験した世代が消えてしまっては、オニオンが何を言ってもぼやきになるだけですけど。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.11 08:09:04
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