いつもの事ながら、交感神経と副交感神経の調節がうまくいっていない私は、今日は一段とだるく昼前に起きだし、軽く朝食をし、だらだらといつもの行事を済ませ、ぼーっとしてまた息子と自分の昼食の手作りハンバーグを焼き、二人で美味しく食べ、また一段とだるい昼下がり、出勤まであと一時間半というところで、サスペンスの再放送を眺めながら３０分横になってしまい、いよいよ夕食の支度をしないといけないというところでようやく体を起こし、ノソノソと鍋の準備をした。
そこからが戦場。
軽く一服をしてあと２０分で出勤という事を携帯の時間をみて確認。全力でトイレにかけこみ、全力で自分の部屋に上がり、今日着る服をバッバッと決め、その時点であと１０分。
上だけ着替え、髪を束ねて日焼け止めを塗り、ベースを塗り、ファンデをパッパーッと塗り、眉毛を書き、アイラインを引き、口紅を塗り、まるで看板やさんのような作業を終えてその時点であと３分。
ストッキングをはき、ペチコートをはき、スカートをはき、マフラーを巻き、コートを着てジャスト。
家を出たのが電車の発射時刻九分前。
痛めている足をひきずり駅に到着３分前。オーケー間に合った。良かったーといつものプラットホーム中央ふきんへ・・。
隣の５０代の気の良さそうなおばさんが・・・
『後ろから、白いブラジャーでてるよ』
・・・えっ？？何？
『それ、違うのかなーブラジャーと』
・・・えっ？？ブラはちゃんと付けてる・・ん？
はっ！
黒いハーフコートと黒いスカートの間にぶら下がってる・・・
何これ？？
ぎゅーっと引っ張ると、それは紛れも無く、白ではないが、水色のブラジャー！！
えーっ！！
スカートと体の間に器用に入りこんでいる。
しかも狐の尻尾の様に垂れ下がっている！！
あーっ！！
ガーッと引っ張ると、根本的にセーターにホックが引っかかっている！！
とっさに網のフェンスにお尻を向け、スカートに手を突っ込みズルズルっと引きだし慌ててコートのポケットに突っ込む・・。

親切なおばさん・・有難うございます。何度もお礼を述べる。
私はこの格好で大阪まで行くところでしたあ～。

・・・でも、ブラを尻尾の様に下げて歩いている自分を思い浮かべたら、おかしくて仕方なかった。
ベットの上で着替えたとき、置いてあったブラのホックがセーターの裾に引っかかって、その上からスカートを履いたらしい。

１分後、息子からメール。
『・・おかん、なんか後ろに下げて歩いてへんかった？』
１歩先に出かけた息子が見ていたらしい。アッハッハー。
明日から、余裕をもって準備します・・・。反省。