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カテゴリ:困った人達。
うちの母は文子といいます。ここの所母の行状がまた地に足がついていないことを少々不満に思っていた私は、料理をしている最中にふとこの言葉を思いつきました。思いついたら笑えて仕方がありませんでした。お母さん、あなたを“フーテンのふみさん”と命名します。
ふみさんに限らずこの年代の方は少なからず第二次世界大戦を経験し、今では考えられないような苦労を当たり前の様にしてきている訳ですから、基本的に強いです。そろそろご自分の事に目を向けて、充実した日々を送って頂く事が1番かと思いますが!ふみさん、あなたは自分の事に目を向けすぎです。 ふみさんが父と結婚をしたのは、なんか結構一方的に押しきった感があったようです。 父の最後の言葉はふみさんに向かって、『後で気が付くてんかん病(やまい)』だったのです。この言葉は日記に恐らく何度も書いているかと思いますが、父の最後の一撃って感じがして、父が生前母について思っていたことを今更ながらに感じます。でもふみさん自体この言葉を私達に告白しながら笑ってましたけど・・。お父さん気の毒・・。 まあ、父は事業道楽・剣道道楽みたいな所が多々ありまして、母もずーっとワーキングウーマンだったわけですが、家事はほとんど祖母がしておりました。ですから当然、3人姉妹の私達も“おばあちゃんこ”な訳です。育児も家事もあんまり経験がないのが、“フーテンのふみさん”の特徴です。 実は子供の頃も、母は9人兄弟で、2人ほどは早くに無くなっていて、長女のおばは、満州に行って住みこみの従業員をしていた程気丈な人、次女のおばは、とっても女性らしくいつも着物を着て芸妓さんの様にたおやかで綺麗な人でしたが、早くに亡くなりました。その旦那は京都で自動車修理工をしていて、その店を弟に譲ってからは、おばと結構凝ったお好み焼きやを開いたのですが、旦那の浮気に亡くなるまで苦労したようです。 三女のおばは小さい頃から、上のお姉さん達が働いているので、病気がちな母親の面倒をずっと看ていて、本当に苦労をした人です。今は、京阪電車を退職したご主人とまだ結婚していないいとこと3人暮らしで、日本舞踊を本格的に習って、南座の舞台にも何回かたった事がありますが、結婚してからは、随分お姑さんに苦労をして、実母と義母に仕えて、70代になってやっと自由になっています。 で、四女のうちの母はと言えば、三女のおばがずーっと実母のことと家の事で苦労をしていたのを尻目に、影に隠れて、奔放に成長をしてきた人です。今は上ふたりのおばは亡くなっているので、三女のおばとしょっちゅう行き来をしていますが、三女のおばはこの母の奔放さが羨ましかったようです。そりゃそうです。おばさんの気持ち、痛いほど私には分りますよー。 それで結婚をして、ずーっと仕事をして苦労してきたとはいえ、家事も育児も祖母まかせで、脳天気なので、それでいいと思っていたようですねー。 その頃は私も子供だったので、ふみさんは賢い女性とちょっと思ってましたが、今は90%その面影はありません。容貌も次女のおばに次ぐ位だったと思うんですが、その分だいぶ今でも自信過剰です。 それで祖母が家事ができない状態になってからは、うまいことに私が実家に戻ったので、家事は95%私です。 こーいう星の下に生まれる人っているんですね。今ではすっかりお嬢さん気取りになっています。 特にひどいのが、うちは飲み水は水道の水を沸かして置いておくんですが・・(京都の水は琵琶湖から来るので美味しい)、昨年末までそれはふみさんがやってたと思うんですよ。 でも、なーんだか今では1日2回~3回私が沸かしているんです。必要な時に無いと嫌なので、ついでにやってしまうのもいけないのですが、それをいい事にすっかり手をつけません。 ふみさんの行動はというと、月・水・金は基本的に仕事もどきのミーティングに出かけます。火曜日は午前もしくは午後に老人会のダンスのレッスンの教師をしに行きます。土曜は夜中までホール兼スナックのお店などに行って、踊りまくっています。その他、時間をみては、私が作ったおかずを持って、年下の彼氏?とデート?をしに行きます。月に数回、地域のボランティアで小学生の通学を見守りにも行ってますが・・。でもほーんと家にいない人です。時々は、小さい孫を思いつきでお守に行ったりもしていますが、結局は無責任な思いつきなのです。 ふみさんが家にいますと、昼食まで私が一緒に作ります。そして、日頃の遊びすぎを癒すためにずーっと転がって寝ています。そりゃその歳でその動き方は疲れるだろうと思うので放っておきますが、疲れがピークの時は、ちょとした事で訳の分らない事を言い出し、周りに嫌な思いをさせてふてくされます。これが1番厄介です。 それでもふみさんは家族に気を使っているつもりらしいのです。そーかも知れませんが、全部中途半端です。だから何もしないでいてくれる方があり難い事もありますが、もう、ふみさんは完全に私達の母親では無くなっています。自分でもそう言っています。まだ嫁に行ってない妹もいるのですから、そんな共同生活みたいな事を言わないでください。たまには自分だけ好きな物を買ってきて食べずにせめてうちの息子にも食べさせてください。共同生活者でしたら、その何もしないのはヒンシュクですよ。ほーんと、あちらこちらの皆さんに、自分勝手を曝してはいけませんよ、いー年齢なのですから、ちゃんと経験深い婦人として生きてくださいよ。最後まで・・。 まーでも健康なので助かってます。うちは『ふみさん元気で外がいい』です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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