沼津『まるや』意外といい
昨年の11月頃から、沼津へ釣りに行くことが増えた。実は10年以上前に何回か行ったんだけど、その頃は今ひとつに感じていたので、それ以降行く事も無く、三重通いが続いていた。しかし、昨年辺りから三重の釣堀は何処も目立って放流量が減ってきた。ホームグラウンドにしている『正徳丸』さんは、真鯛は前日放流と言う事で、目の前での放流は無く、青物やシマアジなども人数分も入らなくなってきている。(鯛はそれなりに入っているのだろうけど、大枠での釣りなので、偏りが激しい。放流が無いとそれは変わらないから、釣り座で大きく釣果が変わってしまう)一番ショックだったのは12月の『傳八屋』。デンパチデーだったのに『これで終わり?』って感じるくらいの量だった。往年を知る身としてはチョット驚き。仕事が忙しくて、火曜日にチョット早引けして三重に向かい、松阪の『おざき』さんで一杯やって、水曜日・木曜日と連釣すると言う日程が取りにくくなっているのも一因。そんなこんなで、日帰りも出来る沼津へ行って見るかと11月末に行ってみたのが、10年ぶりくらいの訪問でした。沼津の足保港にある『まるや』と言う釣堀ですが、実際のマスは隣の古宇港内にあり、どうも養殖が本業の様子。釣りマスの周辺はハマチなのか、青物の養殖筏が多数並んでいます。そんな中に10m四方の筏が5基。基本、平日などだと一辺に2名ずつ、最大で8名しか入れないので、かなりゆったり。殆どの場合は5~6名で分けてくれるので、非常に有り難い。スカリは既に設置してあって、投入するだけ。船で渡って、クジで入る順番決めたら、それぞれの釣り座に入れば即スタートOK。活き鰺の配布も、釣り始めたら釣り座まで持ってきてくれて、鰺スカリを落としてくれる。手洗い用のバケツも置いてくれる。若いスタッフさんたちが、ほぼ常時筏にいて、上がった魚の処理などもしてくれる。魚種は少なめで、殆どの場合はハマチとヒラマサ、真鯛と言う事が多い。3月末時点はイサキが入っていた。ただ、放流量は多くて今時の『傳八屋』より多く入ると思う。真鯛は少し小さめが多いけど。網底の深さもフラットで、ホームページほど差は無いと思う。網フケも無く、釣りやすい。富士山を仰ぎながらの釣りは気持ちよく、お客さんのマナーも比較的いいと思う。(平日しか行ってないけど)モーニングを含め、魚の偏りはあるので、釣り座抽選での釣り座確保は結構重要。11月はクジで真ん中くらいだったので、まぁまぁの側に座れて、程々に楽しめた。1月はクジがドベで、全く反対側になってしまい、真鯛2枚とド貧果。3月末はドベだったんだけど、ベストサイドの横に入る事が出来、ツ抜け。今回は、ほぼ初釣りだったので、勘を取り戻しに行ったようなノリで出発。沼津は餌の入手が非常に難しく、釣堀用の餌を揃えているところは少ない。鰺は釣堀で用意が有るので不要としても、他の餌は極めて限定的な物しか売っていない。今回も餌用冷凍庫に大郷屋さんの鰹を忘れてきたので、代わりを探したが、良い物は殆ど無かった。今回は沼津市内に前泊したので、国道414号沿いの釣具屋『タイシ』に寄って買い物したが、キビナゴは無いし、やはり選択肢は少ない。私は、何時も大郷屋さんやフィッシングマックスから通販で仕入れて、車載冷凍庫に入れて現地入りすることが多い。(三重でも)活き餌に至っては、ほぼ絶望的。沼津国道1号近くに出来た『イシグロ』には、多少有るけど、前夜仕入れしないと、朝はやっていない。今回も、前日に宅急便で送って貰ったボケを15匹、エビクーラーに入れて持ち込んだ。朝一から活性が高く、スタートから真鯛をボケで連発。4枚は行ったと思う。(恥ずかしながら、青物竿でライントラブルしてしまい、それをほどきながら対応)暫く静かになったと思いきや、底で青が活発に走り回っているので、鰹の切り身を落として、誘っていると狙い通り。この辺は、近日中にYoutubeに上げようと思う。それなりに楽しめるし、山梨からだと三重に比べ1/3の時間で行けるので楽。さばき屋さんが無いので困る部分はあるが、この距離なら持って帰って、地元のスーパーでもお願い出来る。夏が終わって暑さが引いたら三重にも行こうと思うけど、それまでは沼津かな。