…NBAの処遇はオフシーズンで決まる。契約延長の有無。新たな契約を結ぶか否か。他チームへの契約を希望するか。様々な思惑が交差する。契約が満了する選手にとって、オフシーズンは決算期とも呼べる。選手の中には契約延長を結ぶ場合もある。サラリーの問題は思った以上に選手に影響を与える。たとえエージェントに任せると考えていたとしても、頭の片隅ではどうしてもサラリーについてチラついてしまう。約１０年程度の短い選手人生だ。もっと長い選手もいるが、１０年を越えれば身体能力は衰えていく。短い期間でどのくらい稼げるかで引退後の人生も決まってくる。現役中にビジネスを始める選手も中には居る。学生時代、勉強が出来なければ練習に参加出来ない規則があると聞いたことがある。学力も備わっている選手も多いだろう。学力が乏しくバスケしか生きる道がない選手もいるだろう。どんな立場であれ、将来のキャリアは決めておくべきだろう。だが、計画的には生きられずに自由にその場その場でやること決める人もいるだろう。選手の数だけキャリアがある。どんな人生を送るかは人による。現役中に専念すべきは高くて長い契約金の獲得だ。ロールプレイヤーですら一般社会人の生涯年収の数倍もの金額を数年で稼いでしまう。それでも、選手として活躍出来る期間は短いから稼げるだけ稼ぐ必要がある。オフシーズンは品定め。オフシーズンは決算期だ。様々な思惑が交差して契約やトレードが決まる。タイミングも大切だ。契約満了前に怪我をして市場価値を下げてしまう選手もいれば、契約満了直前に皆が驚くような活躍を見せて長期契約を勝ち取る選手もいる。契約後の働きも大切だ。長期契約を結んで期待外れに終われば不良債権となる。不良債権のレッテルは選手人生に影響を与える。契約締結後も絶えず努力する必要がある。各選手、最大限の努力はしている。だが、NBAは世界最高峰のリーグだ。最大限の努力と工夫をしても及ばない選手は星の数ほどいる。その中で選ばれた選手達なんだ。尊敬せずにはいられない。最大限の努力と工夫、そして才能で勝ち取った現在地。そこからどんなキャリアを歩むのか。どのくらいのサラリーを得られるのか。これからも観ていく。
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