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2011.12.25
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テーマ:ワンネス☆(700)
カテゴリ:


愛しのみなさま手書きハート


今日も幸せなクリスマスをきっと過ごしてると思いますダブルハート

私からも、ステキなクリスマスのお話をプレゼントさせて下さいダブルハート
(^-^)人(^-^)

♪//♪//♪//♪//♪//♪

かけがえのない贈り物

著:中井俊已(作家)
==========
ある母子の物語
・・・・・・・・・・・

ボクが10歳のときのクリスマス・イブだった。


何週間も前から、母は繰り返し言っていた。


「クリスマスには、ちょっとぜいたくをして
 ごちそうを食べようね」
飲食店勤務の忙しい仕事にどうにか都合をつけて、
母はクリスマスをボクと過ごす約束をしてくれていた。
 

イブの日の午後、
母とボクはクリスマスの買い物をするためにふたりで街にでかけた。


ボクは小さい頃の交通事故で左足が動かなくなっていたので、歩くためには、
松葉杖が必要だった。
 

肩を上下にゆすり、片足をひきずりながらも、
横を向くとそこにいつも母の顔がある。
 
だからボクは母と歩くのがとても好きだった。

ウキウキとするボクの気持ちとは裏腹に、
その日の母の横顔は、笑顔でも隠せないほどに疲れていた。

この日の休みをもらうために、母は昨夜もかなり遅くまで働いていたのだ。
 

アパートを出てしばらくも経たないうちに、いつもなら横にいる母の姿が突然に消えた。

ふり返ると数メートル後ろに、うつぶせになって母が倒れていた。

「お母さん!」
 
母の視線のさだまらない目がボクを探していた。

「どうしたの?お母さん」
ボクの手を握ると、母は何かを言いたそうにしたのだが、
言葉にすることはできなかった。

 
近所の人が呼んでくれたのか、けたたましく救急車がやってきて、
ボクたちは病院に運ばれた。


病院の待合室で、ボクはなすすべもなく、椅子に腰掛けていた。
女性の看護師さんがやってきて、ボクの横に腰をおろした。

 
「ぼうや、お家はどこ?お父さんに連絡できる?」
 
「……お父さんはいません。死んだんです。交通事故で……」

「えっ、……じゃあ、他に誰か連絡のとれる人、いる?」
 

ボクが黙って首を振ったので、看護師さんも黙りこんでしまった。
ボクは思い切って尋ねた。
「お母さん、だいじょうぶですか。会えないんですか?」
 
看護師さんは、
母が脳出血で難しい手術をしているのだと
少年のボクにもわかるように説明してくれた。
 

「お母さんも死んじゃうんですか?」


 
看護師さんは大きく何度も首を振った。



「そんなことない、そんなことないように、手術をしているのよ」


 
けれど、手術はなかなか終わらなかった。

 
待合室で、ボクは何時間も何時間も、ひとりで待った。



どこか遠くで楽しそうな音楽が聞こえてきて、
今日が何の日だったかを思い出した。


 
本当なら、今頃はにぎやかな音楽を聞きながら、
母が作ったごちそうを食べていたのに。

そう思うと、おかしいやら悲しいやらで、泣きそうになった。


世界中で母とボクだけが不幸なのかもしれない、
そうならないように、そう思わないように涙をこらえた。


夜になると、待合室の窓の外に遠く、
前に母と行ったことのある教会の灯りが見えたような気がして、
ボクは思わず目をこらした。
 
あの日、教会で母はひざまずいて長い間祈っていた。
 


「何を祈っていたの?」


と聞かなくても、
母がボクのために祈ってくれていたことを知っている。
 

母はボクのために働き、ボクのために笑い、ボクのために怒って、
ボクのために泣いてくれた人だったから。
 

そんな母に、ボクは何もしてあげていなかった。
 

それどころか、わがままばかりだったことを悔やんだ。
 

母を失いたくなかった。


だからボクは自分でも驚くほど真っ直ぐな気持ちになって、
あんな事を言ったのだろう。
 


そして10歳のボクにできることは、それしかなかったのだ。


「サンタさん、サンタさん、いるんでしょう。
  
 サンタさんは、ボクがいい子にしていたら、
プレゼントをくれんるですよね。そうでしょう?

サンタさん、ボク、プレゼント、いりません。
もう、一生、何もプレゼントはいりません。
  
そのかわり、お母さんを助けてください。
  
ボク、いい子になります。
一生けんめいがんばって、いい子になります。
もっと、もっといい子になります。
  
だから、お母さんを助けてください。
おねがいします。おねがいします。
  
お母さんを助けてあげてください。」



・:・あのイブの日から、十数年の月日が経った。
 
ボクはいつしか大人になって、就職し、
同じ職場の笑顔のすてきな女性と結婚した。

 
そして、今年、ボクらの初めての子どもが生まれた。


母は「赤ん坊の頃のおまえそっくりだよ」とよく笑う。

 

ボクが一生プレゼントはいらないと言ったから、
サンタさんからクリスマスプレゼントをもらうことはもうなかった。
 


でも、ボクはあのクリスマスの日以来、気づいた。
 
そして、心から感謝した。

クリスマスどころか、ボクは毎日プレゼントをもらっていたのだ。


愛する人たちの大切な命、そして、このボクの命。


そう、ずっと毎日、
かけがえのない贈り物をもらい続けてきていたのだ。               
・・・・・・・・・・・・

わたしたちも、
毎日、贈り物をもらっていますね。

自分の命、
そして愛する人たちの命……

私も、この命を大切に、
いただいてきた愛を少しでも返していけるように
生きていきたいと願っています。手書きハート手書きハート手書きハート

Christmas 01.jpg



そして、私が尊敬している女性の一人、
【オードリーヘップバーン】が愛した詩から愛をお届け…赤ハート



亡くなる前の最後のクリスマス・イブにも、
愛するニ人の息子に読み聞かせたそうです。


サム・レヴェンソンの詩集 『時の試練をへた人生の知恵』より


■時を越えた美しさの秘密

 

魅力的な唇のためには、優しいことばを紡ぐこと


愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること


スリムな体のためには、飢えた人々と食べ物を分かち合うこと


豊かな髪のためには、一日に一度 子供の指でといてもらうこと


美しい身のこなしのためには、決してひとりで歩むことがないと知ること


人は物よりもはるかに多く回復し、復活し、生き返り、再生し


報われることが必要なのです


繰り返し報われることが






人生に迷い

助けて欲しい時

いつもあなたの手のちょっと先に


助けてくれる手がさしのべられていることを忘れないで


年をとると、人は自分に2つの手があることに気がつきます

 

 

ひとつは自分自身を助けるため


もうひとつの手は他者を助けるためにきらきらきらきらきらきら

オードリー・ヘップバーン.jpg

 

 

 みんなさんが大好きですどきどきハートどきどきハートどきどきハート

ピンクハートピンクハートピンクハートしあわせですピンクハートありがとうピンクハートピンクハートピンクハート


 

愛しの皆さんが永遠に溢れ出す宇宙∞の愛に導かれ包まれ幸せでありますように手書きハート

(*^人^*)きらきら最後まで読んで下さりありがとう御座います赤ハート

ワンネス整体‡奥山留美

・:*:・゜変わることのない☆・:*:・゜'

'☆・:愛と感謝をこめて・:
・:*:・゜'☆・・:*:・゜,。・:*:・゜'☆・:・:*:・゜'
 with oneness∞healing
 





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Last updated  2011.12.25 22:31:13


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