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中国人記者が書いた「日本サッカーの明治維新」
読売新聞によれば、尖閣諸島問題に端を発した日本大使車襲撃事件が発生して1週間が過ぎた北京で、日本サッカーの発展の歴史を紹介する、「日本サッカーの明治維新」の出版記者会見が開かれた。 著者は、スポーツ専門紙「体壇週報」の女性記者、応虹霞さん。10年以上にわたり、日本のスポーツを担当してきた応さんは、川淵三郎氏ら多くの日本サッカー関係者に取材。1936年ベルリン五輪で日本代表が強豪スウェーデンを破った「ベルリンの奇跡」から説き起こし、Jリーグ発足、昨年の女子代表「なでしこジャパン」によるワールドカップ(W杯)優勝に至るまでの日本サッカーの道のりをつづった力作だ。 出版にあたり、前日本代表監督で今季から中国プロリーグの「杭州緑城」で指揮を執る岡田武史氏も序文を寄せた。応さんは「日本は独自のサッカーのモデルを見いだした。その挫折と成功の経験を、低迷する中国サッカーの参考としたかった」と執筆の狙いを語った。 かつてはアジア屈指の強豪だった中国サッカーの低迷は目を覆うばかりだ。02年日韓共催W杯に初出場を果たした後は、開催国として予選免除だった08年北京五輪を除いてW杯、五輪出場を逃し続け、特にW杯では、3大会連続でアジア最終予選にすら進めていない。 プロリーグでは、官僚と暴力団も関連した八百長事件の醜聞が絶えない。今年の2、6月には、中国サッカー協会の元副会長2人に相次いで、収賄罪の有罪判決が言い渡された。 中国では07年、18年のW杯招致計画が浮上したが、2年後には消滅した。その大きな理由に、代表があまりに弱いこと、そして国内サッカー界の混乱があったという。世界第2位の経済大国に成長、国際社会での存在感を増しつつある中国にとって、意のままにならない存在が、サッカーだ。 著名サッカー解説者らが来賓に招かれた記者会見はいつしか、応さんもまじえてサッカーシンポジウムの様相を呈していた。 出席者は口々に、強豪スペインを破ったロンドン五輪の日本代表の活躍をたたえ、中国サッカーの現状を嘆き、ひいてはエリート主義を採る中国の「挙国体制」の改革を訴えた。欧州サッカーの深夜実況を夢中になって観戦し、サッカーファンは世界最大の数億人とされる中国人は、サッカーを語り出したら止まらない。 出席者の1人がしみじみと語った。「尖閣諸島問題で、確かに日本に対する反感は強い。しかし、日本のサッカー文化が中国をはるかに上回っていることは受け止めなければならない」 冷え込む両国関係もどこ吹く風と展開された、「熱い」サッカー談議。こんな、日中の付き合いもある。 ◇ 日中関係はいろんな事から前進してきています。サッカーを通じて両国民の友好が深まるならこんな素晴らしいことはありません。 最近の女子サッカーでも、一時の強さが全く消えてしまった中国チームに対して、澤穂希選手などが、残念そうに語っていたのが印象的なロンドン五輪でした。 数億人もいる中国サッカーファン。まず、この数億人から日中の友好を進めて行こうではありませんか。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月27日 12時12分30秒
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