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2005/11/10
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思わず衝動買いしてしまった1冊です。
旬の演劇をつくる10人

この「10人」の中に狂言師:野村萬斎さんが入ってます。
2002年の「オイディプス王」当時のインタビューが載ってました。
オイ王だけじゃなく、「まちがいの狂言(2002年)」や「ハムレット」「子午線の祀り(1999年)」のインタビューに応えられています。

中でも興味深かったのが、「オイ王」で共演された吉田鋼太郎さんに対しての記述

『なんとなく相容れないですよね。仲が悪いというわけじゃないですよ。飲んだくれあってましたから(笑)。でもやっぱり、演技の立脚しているところが全然違うのがわかりますから。明らかに「これは人種が違うな」というくらいに(笑)』
『本番で僕が異様に変わる事に驚いたみたいで、「おまえ。全然違うじゃないか」って初日が終わった途端に言われたんですけれど、でもそれは正直な感想かなって思いましたね。というのは、僕らにとって稽古場は型を作っていく作業をする場であって、初日が開いて初めてその型を本気でやり始めるんですね。そしてそれに、反応するお客さんがいて、そこでまたどんどん変容してくというような』(本文掲載)


吉田さんと演劇方法に関して相容れないなんて、初めて聞く話でした。
舞台稽古の様子を雑誌等で見た事がありますが、その時はオイディプス王になりきってお稽古されてるように感じてました。
まだまだ、力を秘めておられたんですね。
本番になって、スパークする。そんな風なのかな。

型さえ決まっていれば、あとは役者の力量でいかようにも役を作り上げてイケる、それが古典芸能の強みかな。
現代劇をされてる方々は、お稽古の段階でその役になりきり、感情移入もし作り上げていくんでしょうね。

他にも興味深いお話がありましたが、今回はこのエピソードがインパクトあったので、紹介しました♪

もう1冊、同じく衝動買いした本がありますが、それはまた後日、紹介したいと思います。(「ま」さま、貧乏街道まっしぐら~~♪)






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最終更新日  2005/11/11 12:24:16 AM
コメント(8) | コメントを書く


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Re:『旬の演劇をつくる10人 インタビュー集』(11/10)   りゅう6339 さん
やはり狂言を本業とする人は、演技の作り上げ方が普通の演劇人やTV俳優とは少し違うんですね
稽古で基本と流れを掴んで、本番で一気にスパークするというのは周りがビックリするんでしょうね
面白いことを聞きました (2005/11/11 11:28:07 AM)

Re:『旬の演劇をつくる10人 インタビュー集』(11/10)   星の風来坊 さん
お早うございます。

相容れないとは言いつつも本音を話して、お互いの考え方を意思表示する事で相手の演技に対して理解し合うという事でしょうね。 (2005/11/11 11:55:01 AM)

☆りゅうさん   つきうさ☆ さん
同じ役者でも、従事するジャンルが違うと稽古スタイルとか違うんですね。
私も勉強になりました。
だから役者さんも、いろんなジャンル同士が舞台に立つと刺激になって経験が増えるでしょうね。
なんか羨ましい世界ですね。
(2005/11/11 03:21:04 PM)

☆星の風来坊さん   つきうさ☆ さん
そうみたいですね。
スタイルは違ってもより良い舞台にするため、お互いを尊重して仕上げていくんですから、凄い共同作業ですよね。
そんな中に入ってみたいです~♪
(2005/11/11 03:22:59 PM)

興味深いインタビューです   あめみこ さん
ほほぉ、初めて聞きましたね!
別の世界の人、という感じなのですね。
それでも、ああやって舞台に立つと・・・不思議と調和されてしまう(ように観客側からは見えてしまう)
不思議ですね~。
お稽古から本番に入るまでのスピードとか、手法が全く違うのでしょうね。
現代演劇の方から見ると、古典芸能の人はある意味、特殊な感じに見えるのでしょうか。
毎日、色々な場所で色々な演目を(まさに日替わりで)されていますもんね。

本番ではドバアアアーーっと本領を発揮される萬斎さん。溜め込んで吐き出すから迫力も出るのでしょうか。 (2005/11/11 08:23:39 PM)

☆あめみこさん   つきうさ☆ さん
吉田さんとは、しこたまお酒を飲んだ仲間!ってイメージが強いので、演技上の違いがあるなんて思いもよらなかったです。
やはり、同じ演技者であってもその方法や手法は全く違ったりするもんなんですね。
ちょっと意外な「へ~~」事件でした。

そうそう、溜め込んでイッキに吐き出すから、素晴らしい舞台が出来上がるんでしょうね。
それに、毎日お客さんの色が加わって、同じ舞台は2つとないという贅沢さ。
「舞台は生物」まさにその通りですね。
(2005/11/11 09:09:24 PM)

知らなかった(そればっかり(汗))   ルビコン さん
最近、アンテナ低すぎるようで( ̄▽ ̄;A

とても興味深いお話でした。
そうかぁ。
私も飲み友達というイメージがあったせいか、
とても興味深いお話でした。
教えて下さり、ありがとうございます♪

確か、吉岡さんとは解体のゲストでいらっしゃった事がありましたよね。
どんなお話が展開されたのか分かりませんが、
その時にも、こんな話が出たのかもしれませんね。 (2005/11/12 12:15:38 AM)

☆ルビコンさん   つきうさ☆ さん
私もこの本の存在を知ったのは、つい最近ですよ。
今年の3月に発刊されたみたいだけど、全然知らなかった。

解体のゲストに来られた事、ありましたか。。
それは知らなかった。
どんなお話が飛び出したんでしょうね。聞きたかったなぁ。
(2005/11/12 09:16:02 AM)


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