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真理探究と歴史探訪

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2016年05月03日
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ゴールデンウィークの5月1日、かねてより気になっていた高倉神社(福岡県岡垣町)の南方にある神体山を訪ねた。

これまで高倉神社には何度か参拝しているのだが、当社の神体山が「高津峰」という名称で、その山頂部が最初の宮地だと知ったのは、前日4月30日の夜だった。


実は昨年の6月に尾張(名古屋市)の熱田神宮を訪れ、初めて境内社の八剣宮を参拝し、かつて八剣神社と呼ばれていた高倉神社との繋がりに思いを馳せたことがあった。
※関連記事・・・2015年06月18日 「岩戸開き」に繋がる旅路(1)⇒ リンク

そこで、もし高倉神社が熱田神宮の元宮だとすれば、御神体「草薙の剣」の本質たる「南十字星」は、高倉神社の南方にあるはずの神奈備山の山上に、往時は燦然と輝いていたのではあるまいか・・・。
※関連記事・・・2012年06月09日 二本(日本)の御剣から・・・⇒ リンク

ということで当時、高倉神社の周辺地図を確認したときに、確かに当社のほぼ真南に神体山らしき御山が存在しているところまでは突き止めていたのであった。

そしてこの度、初めて「高津峰」の麓に立ち、その新緑に輝く神体山を映した画像が冒頭である。

IMG_7445 (640x462).jpg

図らずも、この「高津峰」には急遽行くことになったため、取り敢えず前日に下調べをしたのだが、当初はこの御山に登拝できるかどうかは定かではなかった。

しかし現地に到着し「高津峰」を目指して歩みを進めると、なかなかの急斜面を経て山頂部に辿り着くことができた。

二番目の画像は、その「高津峰」の山頂部を、そこに立つ二つの石碑とともに撮影したものである。

その山頂部から北方を見ると、響灘の海原を遠く見渡すことができ、絶好の展望所でもあったことが分かる。

IMG_7508 (480x640).jpg

さてこの画像は、行き帰りの山道で散見した、伸び盛りの「竹」を映したものだ。

その高さは5~6mにもなろうが、未だ竹皮に身を包んだまま勢いよく伸長する姿に感動を覚え、またその垂直に立つ姿は「剣」にも観えて実に印象的だった。

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上の画像は、高倉神社の鳥居から、正面の本殿方面(東方)を撮影したものである。

この鳥居の手前には、古い参道と思しき真っ直ぐな道があり、その方向は確実に南方の「高津峰」を示していた。


ところで、高倉神社の鎮座する岡垣町の町誌によると、以下のように熱田神宮の伝承とよく似た「草薙剣盗難事件」の伝承が記されていた。(以下参照)

・・・天智天皇のころ、新羅国の沙門(僧)道行という者が、尾張の国 熱田宮に祀られていた草薙剣を盗み取って、逃げようとした。筑前 博多まで逃げたものの、ここで取り押さえられた。
このとき奪い返した神剣を送り返すまでの間は、再び盗まれるようなことがあってはという配慮から、高倉神社が清浄で、とくに堅固な土地だからということで、剣はこの神殿に安置された。
それとともに鍛冶工に命じて、神剣と同じ剣を七振り作らせ、神社に別殿を建てて、八剣を納めた。そのため高倉神社のことを、八剣宮ともいったと書かれている。・・・(岡垣町誌より)


余談だが、近年亡くなった名優の高倉健氏は北九州の出身で、名字の「高倉」はこの神社名から付けたそうだ。そして名前の「健」の「けん」という発音から、研ぎ澄まされた「剣」のような男気あふれる演技に繋がったのではなかろうか。

観る者の心を魅了した健さんの息吹は、今でもこの高倉神社の御神域に残されているのかもしれない・・・。

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最終更新日  2016年05月03日 22時26分45秒


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