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真理探究と歴史探訪

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2017年04月03日
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当日記では・・・「ぎょしゃ座」の地上投影・・・に関して、例えば以下の関連記事にあるように、これまで何度か取り上げてきた。

☆関連記事・・・「九州」における天体の地上投影より・・・

前回の日記にも書いたように、先月の「春分の日」に九州における北緯33度線(東西軸)の西端に行く機会があった。

そして西端の地を訪ねた帰り道の高速SAでの休憩中に、「ぎょしゃ座」が地上投影されたと思しき「九州全域」の、その「ぎょしゃ座」の中心が投影された地域が、ほぼ北緯33度線上に見出せたのであった。

そこで昨日は、図らずも特定できた某地域を散策すべく現地へ行き、その探訪の過程に辿り着いた「磐座」を撮影したものが、上から並べた三枚の画像である。



これら三枚の画像は、ある山岳の突出した崖地にあって、特徴があると思われた「ひとつ」の磐座を、それぞれ別の角度から映したものである。

私なりの感覚では、この特異な磐座を中心とする岩石群は、古代人の天体観測所だったと直感的に思えたので、その天体の観測地点と想定した石の上から、ほぼ真南の方位に向かって磐座を映したものが、この上の画像である。

この上の画像を見ると分かるように、磐座の上部中央に大きく「十字」の形状に掘られたような跡が確認できる。そこで私には当初、この磐座自体が明確に南方に向かうことから「南十字星」が、古代人によって岩面に刻印されたものと感じられた。

また下の画像のように、磐座を真横から映した姿を見れば、いかに南方の上方に突出した角度で置かれ、意図的に整形されているかも確認できる。加えて、この磐座の下方には支えとしての岩石、さらに下方には磐座群全体の構造安定化を図るかのような盤石な石積みがあったのには驚かされた。



上述したように、当初はこの岩刻の形状から「南十字星」と思えたのだが、後に形状等を調べてみると「南十字星」の近くにある通称「ニセ十字」(「ほ座」の二星と「りゅうこつ座」の二星で構成される)ではないかと感じられたので、早速「天文シュミレーションソフト」で調べてみることにした。

もちろん想像の域を出ないのではあるが、この岩刻形状が「ニセ十字」だと想定した場合の私なりの見立ては、紀元前5000年3月21日の午後9時頃に、この緯度経度のクロスポイントから見て南中する星座(ニセ十字)の形状に見えたのであった。

そして、南の方位で撮影した上から二番目の画像の、まるで磐座全体を半月状に加工したかのような左側の縦方向は、「真南」か「天の南極」を指し示しているかのように思われ、感慨深い想いに包まれるのであった。

さて歴史ロマンあふれる磐座を体感した後、熊本県立「装飾古墳館」に展示された古代人が彩る洗練されたデザインの見学を経て、当日の最後に訪れたのは同じく北緯33度線上にある国史跡「鞠智城(きくちじょう)」であった。

この鞠智城は、AD663年の「白村江の戦い」の後に大宰府を守るため、七世紀後半に大野城(福岡県)と基肆城(福岡県・佐賀県)とともに、大和朝廷が築いた山城とされている。

上の画像は、九州最高峰の九重連山を背景にして、その歴史公園のシンボルとされる復元された「鼓楼(八角形建物)」を映したものだ。

この「八角形鼓楼」として推定復元された木造建築物については、この構造を一見した私にとっては、年間の太陽運行を含む天空の星々の天体観測を専門に行う掘立柱建物に観えた。

興味深いことに同史跡内には、同様の八角形状の建物跡が、画像にある復元建築物の建物跡を含めて四例あったとされている。

現地を訪れた私的感覚からすれば、例えば九重連山の峰々から昇る目星の星々について精度の高い観測を期すため、おそらくはこの鞠智城内で天体観測を運営したであろう期間内に、計四度の観測地点の場所替えを行ったのではないかと、そのように感じたところである。

以上のように感得した背景には、実は以下に紹介する堀田總八郎氏の著された書籍内容が参考となっていた。

・・・古代の大宰府では、AD600年頃から北極星中心の祭祀測量による南北の子午線ないし東西線を軸とした祭祀測量法が取り入れられた形跡があり、大宰府政庁は計三回その祭祀点を変えたことが検出されている・・・。

◎書名『 縄文の星と祀り 』 堀田總八郎 著・中央アート出版(1997年 初版)






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最終更新日  2017年04月03日 18時01分47秒


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