「笑い」の効用
今日は「2」のゾロ目の月日なので、ニコニコ笑顔につながる話題をひとつ。(そこで本日の画像は、菜の花に囲まれて思わずニッコリの「たまちゃん」なのだ(笑)!)最近、「お笑いヘルパー」といって、介護や福祉の相手に「お笑い」で対応できるヘルパーが注目されつつあり、福岡県の専門学校では、最近その養成学部もできたそうである。つまり、暗くなりがちな病院や介護の現場に、「お笑い」を持ち込むことで、楽しみや生きがいを持たせる工夫が評価されつつあるということだ。最近ラジオで聞いた話なのだが、筑波大学(遺伝子研究の分野)と吉本興業(お笑いの総本山)が提携して、笑うことについての医学的な効果を研究し始めたそうである。心の持ち方によって、眠れる良い遺伝子を目覚めさせ、それが病気の回復にもつながるのではないかという着想で共同研究が始まったと思うのだが、それがなかなかの効果を上げているそうなのだ。例えば病気の種類によって、ある時は糖尿病の患者を、またある時はガン患者を会場に集めて、吉本新喜劇などのお笑いを見聞させ、その前後の血液検査をするなどの方法で効果を調べるそうなのだが、そのいわば治療効果は70%もあるということである。あとの30%に、なぜ効果がみられないのかというと、人によって「笑いのツボ」に違いがあるからだそうである。「お後がよろしいようで・・・」と言いたくなる位に、面白い調査結果である。先述した、人を楽しくさせる技術を学んでいる「お笑いヘルパー」の話では、現場でまず自分が笑うと、おのずと周囲も笑うようになるそうで、まず「いかに自分が楽しくやるか」が大切だということであった。このことは、あらゆる分野につながる「共感」のコツなのだろうと思う。いずれにせよ「笑い」や「感動」は、人の心を豊かにして、体も健康に保つ秘訣と言うことができよう。(願わくば「品の良い笑い」で感動したいものである。)