マニュアルは、
顧客の満足は作れるが
『感動』を創ることは、できない
なぜなら、『感動』は
意外性が創り出すから。
『感動』というきっかけを得たとき
『感じて動いた』とき、
ひとは、走り出す。
ここ1ヶ月、この言葉が繰り返し
こころに、湧いてきます。
塾にも、マニュアルというものが存在します。
マニュアルがあれば、
だいたいの先生が
一定のクオリティーの授業が出来るので
とても重宝されています。
ですが、子どもの頃、学校でも塾でも
解説やマニュアルを見ながら
授業をする先生を見ると、いつも
『そのマニュアル貸してよ。
あとは答え見れば、わかるんだから』
って、心の中で、思ってました。
「いつもそんなことを思っていた」
と僕がよく生徒さんにいうので、
生徒さんのなかには
あの頃、僕が心の中で言ってたこと。
「あとは、答えを見たら大丈夫。
せんせぇ、答え貸して~(~o~)」
を口にする生徒さんもいます(笑)
そして、
『感動』という言葉を考えるとき
以前の日記でもご紹介させていただいた
衛藤信之さんの本
『こころのエステ』にあった
ディズニーのお話を思い出します。
ご存知の方も多いとは思いますが
そのお話とは・・・
長年子供が欲しくて、やっと
子供ができた若いカップル。
ところが、1歳を迎える前に
その子を病気でなくしてしまいます。
そして、1周忌になって、
『子供が生まれたら♪』と思っていた、
東京ディズニーランドに行くのです。
ところが、
ディズニーに行くと
若いカップルや家族連ればかりなので
どんどん辛くなって、苦しくなります。
でも、せっかく来たんだからと
ワールドバザールのレストランに入ります。
注文を取りにきた若いキャスト(店員)に
若いカップルはお子さまランチを注文します。
「お子さまランチをいただけますか?」
その若い男の子のキャストは
マニュアルどおり
「お子さまランチは、
9歳以下のお子さま向けなので・・・」
と説明するんです。
それを、聞いて若いカップルは
それ以上言わなかったそうです。
ただ、二人は、大きく肩を落とした。
その落胆した二人を見て、
男の子のキャストは
「このお子さまランチは
どなたが、お食べになりたいんですか?」
と聞いたそうです。
そのときになって初めて、奥さんから
「今日は、子供の命日なんです」
と事情を聞き、若いキャストは、絶句しました。
そして、彼は、深くアタマを下げ
「失礼しました。申し訳ありません。
こちらはカップル席ですので
お席を間違えました。申し訳ありません。
ご家族連れは、こちらですので、
このままお立ちください。こちらへどうぞ」
と、チャイルドチェアーが一つある
ファミリー席に、案内したそうです。
しばらくして、運ばれてきたのは
3人分のお子さまランチ。。。。
若いそのカップルは、
3人分のお子さまランチを前に
涙が止まらなかったそうです。
彼が、キモチを一歩前に
踏み出すことがなかったら
こんな感動を生みだすことは
なかったのでしょう。
この話を思い出すたびに
彼だけが特別だとは思えないのです。
ひとは、みんなこんなキモチ
湧き上がってきていると思うのです。
みんなが意識していないだけで
体温で、皮膚で、感じているんです。
でもね、そのキモチに
素直になれないだけなんです。
こころの小さな声に耳を傾ける
そのキモチを一歩前に進める
そして、そのいい行為を
ちゃんと認めてあげる仕組みがある
昨日の日記で、
『うまくいく法則がある』
と書せていただきましたが、
これは、一つの法則かもしれません
小さな声、小さな動きに
意識を向けてみようと思います
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