社寺の設計が得意な設計事務所

千葉の臨済宗寺院で全伽藍を新築します。



設計が完了し、建設会社4社に見積りを依頼しました。
内1社は辞退したので・・・3社から見積もりが届きました。

住職と建設委員の皆様に立ち会っていただき、開封しました。
3社の見積り金額の間には、2割以上の開きがあります。
「えらく違うもんだねえ。同じ設計図に基づいて見積りしたんですよね？」

設計図は詳細にわたり、146枚に及びます。
鉄骨造ですが・・・木材の樹種や等級まで詳しく記載しています。

「マンションやオフィスならこんなに差は出ないのですが・・寺院建築に関しては、実は、いつもこんな状態なんです」
「今更ながら、専門家に頼まないといけないと思うねえ」

この後、3社の分厚い見積書を事務所へ持ち帰り・・一週間かかって、比較検討書を作成しました。
見積り落としや疑問点は各社積算責任者に問い合わせ、確認しました。そして・・・

再び、住職と建設委員の皆様に集まっていただき、比較検討の結果を説明しました。
色々な意見がでたものの・・・工事を一任する建設会社が住職と建設委員の総意で決定しました。

「お蔭で、お寺の予算内に納まりました」住職にも喜んでもらいました。ホッ！

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