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正直、そんな、よくなかった。
なんか、あんま、うまくないなぁと感じた。 ただ、頭のねじの外れた「あほ青年」が、 死んだ姉ちゃんを連れて、 血の故郷である韓国を見せるため。 博多に向かい、密航するっていう、設定は好きだ。 「あほ青年」と一緒に「キレ女」と「暴力男」が、 車で、姉ちゃん死体と、一緒に、博多を目指す。 これまた、日常から、無理やりもぎ取られたように、 ロードムービーが、始まってしまうのだった。 そして、行く先々で、恐喝や、強盗で、お金を調達していく。 こんなサバイバル感は、すてきだ。 死体って、奇妙だな、と思った。 本物じゃなくて、もちろん、フィクションだけど、 さっきまで、元気で、生意気で、しかも、弟の童貞を、 奪うような弾けた姉ちゃんが、死んだら、やっぱ、静かなのだ。 聖と俗なら、やはり、聖に属してる感じだ。 なんか、生身の仏像みたい。 しかも、腐敗が進行する。 ドライアイス入れたり、おしめつけたり。 幻想シーンで、姉ちゃんが、生き返り、普通に喋りだすのだが、 これまた、生前と同じ、あほなことしか喋らない。 そこが、妙に、すきだ。 ただ、電池がきれただけで、 死んでも、深刻でなく、 あほは、あほなまま。 どーでもいいよーな映画だったけど、 虚無と隣り合わせでも、 ちょっぴり、がんばって、 あほでい続ける、すてきな作品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 28, 2005 09:35:37 AM
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