に収録されていた「人生の聖」に、ノックアウトされた。
人体改造が、ゆきすぎて、
額に、透明のプラスチックを埋め込み、脳がまるみえの、
ばかな男の「テロル」物語が、「あほになってしまう病」の男に、
リンクするのだが、両方、同一人物の一人称なのだろうけど、
つげ義春のマンガみたいに、世界の枠自体が、
ぐにゃぐにゃ曲がっていて、「灰色な国のアリス」な感じだが、
迷宮的な味があり、しかも、あほすぎて、
笑わずには、いられない。
途中、通過する頭の中の「果物神社」など、
ちーぷな悲惨を、通り抜けたトーンに、
やられまひた、しかも、「テロル」が、破局して、
うどん屋のおやじに、割り箸で、つまみがわりに、
脳みそ、くわれちゃうし、どんな「マトリックス」系、映画をも、
凌駕する「マトリックス」系でした。
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Last updated
June 3, 2005 11:55:01 PM