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監督、原田眞人。
カミカゼタクシーのバイオレンス、 バウンスコギャルスの女子高生、 イヌガミの土俗宗教、 随所随所に、得意技が、 顔を出し、題名だけだと、 B級、感じまくりなところを、 大きく裏切ってくれた、私的には、 名作だった。 ひとつ気になるロジックがった。 クライマックス手前に、 歌うと呪いが伝染してしまう歌を、 歌ってしまった女子高生たちが、 土俗的霊能力者のおばさんに、 ご託宣をもらうところ、 「前の扉から出れば、何事もなく、無事、東京に帰れる、 後ろの扉から出ると、廃駅を通り抜けて、長いトンネルの中で、 真実に遭える、これだけ!」 その他大勢は、何事もなく、東京に帰れる扉を選び、 主人公的女子高生は、後ろの扉を選んで、 恐怖の中核へと、潜水しに行く。 普通に帰れるんだから、 わざわざ、そんな物、見に行かなくてもいいじゃないか、 と思うが、東京へ無事帰る組と、トンネル組が、 交互に映され、両方とも全然無事じゃないことが、 知らされている。 結局、トンネル組の方で、真実を解くことで、東京組も、 生へと引き戻されるのだが、 その前と後ろの扉に分かれたときの、 呪術的ロジックが、面白かった。 ボタンを掛け違えた論理で、 ある時点を境に、言葉の次元が、 二つに分かれるのだ。 そして、すーっと、音も立てずに、 スムーズに、日常から非日常への、 分岐が行われる。 その掛け違え感が、秀逸だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 26, 2008 01:13:47 PM
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