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カテゴリ:スポーツ映画
「白銀のレーサー」(1969) DOWNHILL RACER 監督 マイケル・リッチー アメリカのアルペン競技ナショナルチームがヨーロッパを転戦中、滑降の選手がレースで負傷。代わりの選手としてデビッド・チャペレット(ロバート・レッドフォード)が呼び寄せられます。有望視される選手のようだけれども自信過剰で態度がでかい。 原題は「DOWNHILL RACER」で、「滑降レーサー」。 スキー競技を題材にした映画は珍しいですね。トニー・ザイラーさんの「黒い稲妻」(58)や「白銀は招くよ!」(59)くらいか?、日本では加山雄三さんの「アルプスの若大将」(66)が思い出されますが、これらはスポーツを描くより恋愛や友情などが中心の青春映画で、スキー競技が中心とはいえないものでした。 「白銀のレーサー」の日本公開は1970年1月。金沢では北国第一劇場で、同時上映は「ジェフ」(1969年フランス映画。アラン・ドロンとミレーユ・ダルク主演)。 ロバート・レッドフォードさんが日本で大人気スターとなったのは「明日に向って撃て!」(1970年2月。パリー菊水で上映)だから、その一ヶ月くらい前の本作が映画ファンのあいだで話題にならなかったのは、その主人公の「感じの悪さ」のせいだろうか。さわやかなサンダンス・キッドに比べると、この作品の滑降レーサーは、最後には成長するとはいえ、鼻持ちならない男です。 劇映画らしくない、ドキュメンタリー映画のようなタッチで撮られたアルペン競技の滑降。スタートを待つ選手の緊張感や、滑降シーンは迫力のあるものになっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月28日 16時14分08秒
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