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2年半年前から使っていた電動歯ブラシが2週間前に故障した。
修理に一週間かかるというので、新しいモノを買った。 それまでは、本体1本を2人で使用していたのでバッティングは避けられなかった。 とりわけ、朝はお互いの仕事の流れで、往々にしてぶつかることが多かった。 そこで、自分のことは棚に上げて、ついつい相手を避難することになる。 こういう時はお互いに気分も悪いし嫌なものだ。 で、よい機会なので、それを避けるべきもう1本新品を買い求めた。 その後は実に快適。 しかし、快適過ぎて物足らない。 相手が、今何をしているか全く気遣う必要がなく、時として無関心になっている。 このように物や場所のパーソナル化が進めば便利になるが、 他者への気遣いや思いやりが同時に失われて行く懸念がある。 便利さを追い求める欲求はさらに強くなって行くが、 同時に失うものへのカバーはどうするのか、それが追いついて行かない。 恐らく、それを補うモノが生まれ、それがまた孤立化を深める、 という永遠に終わることのないボクたち人類の物語なのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.18 12:00:59
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