カテゴリ:人間論
こんにちは、尾関です。
いよいよFu~、じゃなくて風雨が強くなってまいりました。 皆様、お気をつけください。 さて、今日のテーマは「バカチンは楽チンだね」です。 最近、とみに思うのです。 「バカっていいな」と。 バカっていうのは、あけっぴろげなんです。 隠すことがない。 開かれている。 ぼくは、人間のおおもとはバカだと思ってるんです。 バカというと、言葉がちょっとアレですが、 カッコよく言っちゃうと「矛盾した存在」なんです。 けっして理屈だけでは説明がつかない。 「わかっちゃいるけどやめられない」部分がある。 自分の奥底には「信じられないくらいバカな部分」 というのがあったりする。 それに自分じしんが気づかないでいたり、 気づいても隠そうとしたり、 もしくはあけっぴろげにしてみたりする。 「あけっぴろげ」にするのは、けっこう怖いものです。 それは「は?」とか「えー」とか ドン引きされる可能性があるからですね。 ぼくらは「嫌われたくない」から、 ドン引きされる恐怖というのは、とても大きいのです。 逆に言えば、「あけっぴろげ」になるということは、 ドン引きされる恐怖に打ち勝つということです。 「よい評価」を求める人は、 なかなか「あけっぴろげ」にはなれない。 それから「理想の人間像」がある人。 「人は(親は・上司は)こうあるべきだ」という 理想像がまずありき、の人はバカになりにくい。 それに比べると、バカちんは、 「まず、そこにいる人ありき」なのです。 「ああ、キミはそうなのね。白身も食べようね」 というような大らかさ、度量がある。 その根っこには、 「ぼくもキミも大したもんじゃないんだから、 そう深刻に構えなさんな」という洒脱さがある。 「人間なんて、おおもとは食ってヤッて寝るだけじゃん。 寝るだけのネコも立派に生きてるのに、 生きがいだやりがいだなんだって、考えすぎなんだよ」 みたいなざっくり感というんでしょうか。 そういう思想が根底にあるから、 バカちんは「他人をゆるす力・認める力」がとても優れています。 だからバカちんと一緒にいるとラクです。 バカちんは、他人を否定しない。 「どうせ自分も他人もおおもとはバカだもん。 否定する時間が損じゃん」というゆる~い空気をまとっている。 いわゆる「成功者」の本を読んでいると疲れることがありますが、 それはなんだか自分を否定される気がするからですね。 「わたしはこんな努力をして、こんなに成功しました! だから努力は大事です!」 って言われると、なんかヘコむ。 ただ、そういう本っていうのは、 「教え」なのか「自慢」なのか微妙なところ。 話半分で読み流すのはがいいんじゃないかな、 というのが最近のぼくの見解です。 なんとなーく話がズレてきてしまいました。 ぼくとしては、 「あけっぴろげのバカになるのは怖いけど、 一度なってみるとラクちんだよね」 ということが言いたいのです。 かくいうぼくも、バカちんを目指しております。 と、ここまで書いてきて、 ぼくの中の「バカちん」のモデルが、 高田純次かリリー・フランキーであることに気が付きました(笑) なんだかまとまりませんが、ここで終わりにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月20日 13時46分07秒
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