気になって朝から見てしまったよ~。予選と決勝と両方ともライブで。上村愛子がメダル取るかも知れないと思ったし。結局あかんかったなぁ。 モーグルというのはこぶのことで、フランス語ではski acrobatique de bosses というらしい。そのまんま~。
予選と決勝の間に上村愛子のこれまでの足跡みたいな番組を挟んでいたので、途中まで見てしまった。これでわかったのは、この人のピークは2007-2008年であったこと。この時点であのターンができるのは彼女しかいなかったけれど、その後の2年で完全に他の国のトップ選手たちも、あのターンをマスターして、実は追い越してしまったこと。オリンピックイヤーが2007-2008年、せめて去年であれば、彼女は確実にメダルを取れていたろう。そういう意味では不運な人だ。
現時点では女子のモーグルはどうやら上位は団子。予選で27秒台が出たのを受けて、上位陣はメダルに食い込むには転ぶリスクを取っても果敢にターンで攻めて、27秒台のタイムを狙うしかないという読みをしたようだ。里谷多英はそれが分かっていて、ダメ元で果敢に挑戦した。腰痛が酷くて、コンディションは最悪だったらしいから、それでもあのターンを見せたというのは、凄い根性だと思う。上村愛子がどうしても取れない五輪のメダルを2度も取っている人なんだし、もっと評価されて良いのになあ。 シャノン・バークが27.90秒でゴールしたのを受けて、上位陣は攻めまくった。唯一攻めなかったのが上村愛子だと思う。その後二人攻めすぎて撃沈していたが、ジェニファー・ハイルとハナ・カーニーは攻めきった。上村愛子は人が良すぎるというか、まっとうすぎるというか、闘争心に欠けるというか。もの凄い努力をしているんだけれど、現場での戦術は考えていない気がする。判官贔屓の日本人受けするキャラなんだろうが、このまま続けてもメダルは取れない気がした。
その点、フィギアスケートの安藤美姫、浅田真央、鈴木明子は頼もしい。安藤美姫はトリノの頃に比べると、別人かと思うくらい、面構えが良くなった。真央ちゃんは、一見可愛らしいが、勝負師になれる子だ。鈴木明子は摂食障害を克服してここまで来ただけあって、たくましさを感じる。フィギアスケート頑張って欲しい。
結局それだわ。上村愛子って逞しくないよね~。良い奥さんにはなれそうだが。ところで里谷多英はどうするのだろう、これから。 良い人生を送って欲しい。