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2006/01/16
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本日、サンデー・プロジェクトで、「青年将校」発言を受けて、民主党前原代表がどう答えるかを注目していましたが、やはり、私がこのブログで書いてきている通りの発言でした。
前原代表の、「中国は現実的な脅威である」という言い方は、やはり、日本国民の主観的な見方を言っているのであって、だからこそ中国と軍拡競争にならないように対話を行っていくべきだ、ということでした。
中国と力と力で対決していく、というようなことではありません。
前原代表も番組の中で言っていましたが、これでどうして、「二・二六事件の青年将校」ということになるのか、私にはわかりません。

憲法9条に対する前原代表の考え方は、少し私とは違いますけれど、9条を全く変更せずに、自民党政権にどんどん解釈改憲を為されて、イラクに自衛隊を派遣することまでできてしまう方がよいのか、憲法で明確に歯止めをかけて、自衛隊の海外派兵を制限してしまう方がよいのか、ということです。
前原代表が番組で言っていたように、融通の利く憲法第9条第2項は、歯止めがかかるように修正しておかないとかえって危険だということです。
戦前の中国侵攻でも、日本の防衛のためという大義名分の下に行われていました。

それと、北朝鮮という危険な国が現実に目の前にあります。
国民の不安感を解消できる程度のところ、集団的自衛権はシーレーン防衛程度まで、と前原代表は言っていますが、ここまでは憲法で認めておき、しかも、前原代表は、憲法に書いたから即座に行使するのではなく、「留保する」という言い方にしているのです。
マラッカ海峡を通過するタンカーが海賊の襲撃を受けて最悪の事態になった場合に、米軍にタンカー救出を頼んで、日本人は指をくわえて見ているだけで許されるのか、と、言っているのです。
そういう場合に、憲法の制約のために襲撃されても何もしないというのではなく、タンカー乗員の救出に向かうべきではないのか、ということです。

横路孝弘さんのホームページにも、「小沢一郎さんとの会談について」というところで、
 日本国憲法の理念である平和主義・国際協調主義に基づき、我が国の平和と安全、独立を確保するため、安全保障は以下の原則により行う。

(1) 自衛隊は憲法9条の理念に基づき専守防衛に徹する
 日本が武力による急迫不正の侵害を受けた場合およびそのまま放置すれば侵害を受ける蓋然性が極めて高い場合に限り、国民の生命および財産を守るため、武力による阻止または反撃を行うものとし、それ以外の場合には、個別的であれ集団的であれ、自衛権の名の下に武力による威嚇または武力の行使は一切行わない。

(2) 地域安全保障体制の確立
 日本およびアジア太平洋地域の平和と安定のため、日米安全保障体制は引き続き堅持する。さらに日本を巡る北東および東南アジアの平和的国際環境を醸成し発展させるため、当該地域諸国(米国を含む)からなる協議・協調の機構設立を目指す。

(3) 国際平和協力は国連を中心に行う
 国連を中心に世界の平和・安全を確保するために日本として積極的に貢献する。そのために自衛隊とは別組織の国連待機部隊を新たに創出する。国連の決議等によって要請された行動にその部隊を直ちに派遣し、国権の発動とならないよう、指揮権を放棄し国連に委ねる。
と、書かれています。
ここに書かれていることと、前原代表の言っていることと、具体的な国連参加の形態は異なるかも知れませんが、前原代表を「青年将校」と言うほどの違いがあるようには、私には、どうしても見えません。
前原代表は、横路さんと話し合いをすると言っていたので、その結果を待ちたいと思います。

番組のレギュラー・コメンテーターの中から、前原代表の方針は、自民党と変わりがないではないか、と、言う声がありました。
前原代表は、民主党の内政政策が自民党とは異なることを説明した上で、外交政策は政権党と野党とで大きく異なるべきではないと、言っていましたが、私は、前原代表が米国に乗り込んで主張してきた、「対米追随でなくアジア重視」の民主党外交政策は、自民党とはかなり違うと思いますけどね。

一つ、注目すべき発言がありました。
前原代表が、「女性天皇だけではなく女系天皇を容認する」という風に発言しました。
これも、民主党として、まとまっているわけではないので、物議を醸すかも知れませんが、このブログでは以前から、「天皇が側室を取らなくなった以上、皇位継承には大きな変更があるのは当然だ」と主張してきています。
前原代表の言い方は、「やむを得ない」という言い方だったので、日本は元来、「天照大神」を皇祖神とする女権国家である、ということで、「女系天皇」を積極的に認めようという私と、ちょっとニュアンスが違います。
私が、「日本は女権国家である」と書いた本を読んだのはかなり前なので、誰が書いたどういう本だったのか記憶もないのですが、そういうことを主張している本が既に出ています。
小泉首相は、祖父-母-小泉純一郎、という女系の出身です。
日本は長らく武家の時代が続き、男が軍人になるので、権力構造としては男系に見えます。
しかし、天皇は、雄略・天智・天武など自ら武器を持って権力抗争を戦い抜いた天皇もいますが、ほとんどの天皇は、武人ではなく、むしろ祭祀を担当してきています。
ならば、天皇祭祀としての本来の姿に戻るべきであり、天皇家の文化・伝統を尊重するのなら、女系の方がむしろ自然だと私は考えます。
ただ、世論は、女系が可能であっても、男系が可能なら、男系を選択すると思うので、憲法第1条の立場からは、世論に沿うべきだと思います。

どうしても、男系を、と考えるのなら、敬宮愛子さまを教育するときに、皇族の男系男子から相手を選ぶように教育することになるのでしょう。
その教育にもかかわらず、敬宮愛子さまが、皇族以外から相手を選んでしまったときには、そのときの日本国民がどう判断するか、ということであって、現時点で騒いでも無意味です。

ぜんぜん、話は変わりますが、安倍晋三さんが、「靖国問題は総裁選の争点とはすべきではないが、アジア外交は総裁選の争点だ」と言い出しました。
やはり、安倍さんはわかってませんね。
純粋に内政問題である靖国問題で日本国民を指導できるような総理大臣でなくて、どうしてアジア外交をうまく操縦していけるのか、ということです。
靖国問題を避けて通るのなら、アジア外交を語る資格もありませんね。





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最終更新日  2006/01/16 12:27:31 AM



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