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2006/12/20
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カテゴリ:政治
あまり具体的な話をしたくないと思いながら、毎日ブログを書いているんですが、でも、もしかして民主党のどなたかが気づいて読んでくれるかも知れないし、敢えてブーイング覚悟で書いておくことにしようと思います。

きょう、日頃、ポスティング程度のことですが、応援を続けている横浜市会議員(この方です。私の地区では唯一の「市民派」と呼べる議員です)の忘年会がありました。
そのとき、正面に坐られた有力な支持者の方が、藤原正彦氏の「国家の品格」を良いとおっしゃるので、かなりショックを受けてしまいました。
やはり、「公正なルールに基づく競争と完備されたセーフティネット」を掲げる民主党でも、馴れ合い・談合を許すような風土があるということなんですよね。
この支持者の方は、何百票という票を動かすことの出来る方なので、私のような人間が力んで話しをしてしまうと、百票単位で票が逃げていってしまうことになります。
こういう席では、黙ってじっとしているか、こういう人が集まるところ自体に行くべきではないのかも知れません。

「国家の品格」に盛り込まれている社会観は、力のある者が抜きんでてしまうのではなく、力の揃った人同士で仲良くものごとを決めていけるのがよいとする社会観です。
「国家の品格」のもとでは、大型公共工事や官製談合が是認され、ホリエモン型「市場原理主義」が槍玉に挙げられます。
ですが、運動会で仲良く全員一緒に手をつないでゴールすることに拍手するような社会では、国際競争にも勝てないだろうし、北朝鮮にさえ翻弄されることになるでしょうね。
そうではなく、運動会で一番になった子どもには賞賛の拍手を送り、残念ながらビリになった子どもには、来年までに鍛えておこうな、と温かい励ましの声を送るべきなのです。
力のある人が日本を牽引してくれるのを日本人全体で応援すべきなのであり、力のある人が、競争に敗れた人にも温かく手を差し伸べるようにすべきなのです。
民主党も、ことしのはじめにはライブドア叩きをしていたので(ホリエモンが自民から出たのですから当然ですけれども)、民主党の中にも根強い競争原理批判があるということです。
選挙の戦い方も私が思うのと、民主党支持者一般の言うことの間に大きな開きがあります。
人と話をすると、私はどうしても自分が正しいと信じることを強弁してしまうので、ローラー作戦とか、人と話しをすることになる支援は私にはできないんですね、ポスティングどまりでしょう。

民主党も「どぶ板選挙」を力説する小沢代表に代わって、支持者回りを重視するような自民党的な選挙戦の戦い方に変わりつつあります。
やはり、これが私には気に入らないのです。
自民党が支持者回りをするのは勝手ですが、民主党まで選挙に勝つためだと言って、どぶ板選挙をやるのは日本の将来のためになるとは思えないんですね。
官製談合を批判し、公正なルールのもとで自由な競争を行う、ことを主張するのであれば、選挙戦もまた競争です、クリーンで金のかからない方法を工夫すべきだと、私は思うのです。
選挙戦に金がかかれば、次の選挙戦の資金を集めるために特定の勢力と手を結ばなければいけなくなります。
特定の勢力と手を結んでしまえば、庶民の声が耳に入らない政治家になってしまうでしょうね。

ちょうどきょう、東京都知事を務めた青島幸男さんが亡くなられたそうです。
建設業者から「バカ」呼ばわりされていましたが、私は熱烈に支持していました。
談合や口利きで高い税金を払わせられるのなら、利権の構造と闘ってくれるだけで充分です。
青島幸男さんは、参議院選挙での選挙戦を、選挙公報とポスターだけ、という戦い方をしていました。
これが、あるべき選挙の理想型です。
お金もかかりません、特定勢力とのしがらみも出来ません、公正な政治が確約できます。

でも、青島幸男の選挙戦が理想型だと言うと、名前が売れているからできることだ、という声が出てきます。
私は、青島さんが最初に選挙に出てきたとき、「青島幸男」の名前が国会議員としてプラスに働いたとは思いません。
特定業者との癒着により入札妨害で知事が逮捕された宮崎県で、知事選が行われることになり、「そのまんま東」氏が出馬表明していますが、マスコミの目は冷たい気がします。
青島さんのときも、これと大差なかったような気がしますね。
都知事選のときも、私は、まさか勝つとは思わないで、「青島幸男」と書いてきました。
私が、「青島幸男」と書いた一番の理由は、政策どうこうよりも、金のかからない選挙を実践して見せてくれていたからです。
日頃、仕事が忙しく政治家とのつながりのないサラリーマンなど、やはり選挙公報だけを頼りに選挙に行きます。
選挙公報以外のところで選挙結果が決まってしまうと言うなら、サラリーマンは投票所に足を運ばなくなるでしょうね。

私が気に入っている、民主党の枝野幸男さんや長妻昭さん、今でこそ名前が売れている政治家ですが、枝野さんが弁護士から最初に立候補したとき、長妻さんが日経誌の記者から最初に立候補したとき、知名度があったのでしょうか?
枝野さんが10年近く前にサンデー・プロジェクトに出るようになったときの、私の第一印象は、こんな若造に何ができるのか、というようなものでしたが、話を聞いているうちに、当時は弁護士出身とは知らなかったので、バブル崩壊後の長い不況から脱出するための処方箋をつかんでいる経済方面の政治家だと思うようになりました。
長妻さんは、民法766条改正の同志に連れられて集会に行くまで、質問主意書をよく出している議員、くらいの認識しかありませんでした。
その後、社保庁の年金流用問題、マンションの耐震偽装などで、マスコミを利用した国会における激しい糾弾活動を行い、長妻さんは日本中に名前が知れ渡ってきます。
枝野さんも長妻さんも、政治家になってから政治家としてマスコミに登場して、熱く政治を語り、政治家としての知名度を得てきているわけです。
これが政策で勝負する本来の政治家としてあるべき姿だと私は思います。

政治家は、まず日本の将来を見据えた政策を作り、その政策を有権者に浸透させることが商売です。
特定の団体にだけ門戸を開くのではなく、誰でも入ってこれるようなオープンな場で政策を語るべきであり、どんな人の訴えにも耳を傾けるべきです。
党としての性格上、公明党にはそうしたことを期待できませんが、自民党がそれをやらないのなら、民主党が行動で示すべきです。
枝野幸男さんや、長妻昭さんは、そうした努力の上に政治家としての知名度を得てきていると思います。
民主党の立候補者は、ぜひ、枝野型、長妻型の政治姿勢を目標として頂きたい。

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最終更新日  2006/12/20 10:37:37 PM



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