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綴れ織り夢日記

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2024.05.06
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​​ 多分前世の記憶なのだと思うのだが、私は大きなビルに住んでいる。
恐らく、今の文明が海に沈む前は、今より高い生活水準で、私達は生活していたのではないかと想像する。

 目に映るもの全てが綺麗。

ビルの1階で、私は雑貨を売っている。自分で作ったものか、仕入れたものかは不明。とにかくカラフルで、色とりどりってことだけが印象的。
その横に、夫だった人の喫茶店がある。
喫茶店を運営しているのかは謎。夫が内装を作ったことは確かで、それはそれは見事な、木工の龍がぶら下がっている。ラピュタの世界のような龍、とにかくオシャレ。
自分たちが特別なのではなく、一人ひとりがそのような暮らしを実現していたのだろうと思う。

ちょっと歩いたところに、その夫の木工の工房がある。
私の記憶はその工房を出入り口にしている。
だが、工房には作りかけの木工細工がそのまま放置されていて、そこには誰もいない。私は寂しさで胸が潰れそうになった。

何故ならば、ある日、大地が傾いて海に沈んだからである。
あれはポールシフトとかなのだろうかなぁ。私はビルの上から流れ落ちる水を、斜めになりながら見ていたようだ。
その時、死んだのだろうな?

「仕事に行ってくるね。」と出かける夫を、手を振りながら見送る、幸せだった時の気持ちだけが残る。

 私は、あの人ともう一度一緒になれるまで、もう恋はしなくても良い。
とても今生の世で出会えるとは思えない。きっと死後の世界の話だろう。
だから…早く死にたい…。あの人が待っていてくれるはずだもの。
そのように、30代後半は思い続けていた。

 40代になり、畑違いの職場に勤めた際に、出会いがあった。
もう一度一緒になりたかった彼を想うが故に、私は自分の中にある好意や懐かしさに抵抗し続けた。
だがしかし、結局去年「ああそうか…。あなただったんだ…。」と心のどこかで湧き上がる深い声。その何年もの間、あなたかもしれないの一瞬と、そんなわけない、それとこれとは別、という持続的な抵抗があった。

 ここまでくると、もう自分の妄想かもしれないとは思えない。
そういうことを思い出せる特技を、私は持っているのだと思われる。
今自分が住んでいる家は、当時のビルを縮小したような作りである。
彼の暮らしが、全く想像つかないのだが、ひょっとすると、うちから例の工房の位置あたりに、今彼は住んでいるんじゃないだろうかと空想する。
ひょっとしたら、結構当時に近い雰囲気の佇まいで。

だから、彼はいずれ、私の家に来ると思う。
その時にきっと思い出すんじゃないかと思う。

↓昨日実家に帰った時に利尻昆布を貰った。
実家で使うのなら、今自分で買っているからいいよ〜と言ったんだが、毎年送ってくれるから、使い切れないほどある、というので。有り難かった。



利尻昆布で出汁を取るのだけはルーティンになっているな、足さないと味が物足りなくて。多分健康にも一役買ってくれているんじゃないかと、私は思うのだが。

そういや、かつて天啓で、昆布を始めとする海藻のヌメヌメには魂を留める力があると教えられたことがある。
基本的には魂は水に留まると言われてはいるが。
さぁ魂を身体に留めて、前世の恋を成就させよう。






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最終更新日  2024.05.06 00:22:26



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