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オランダ ネーデルラントより

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2004年09月05日
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「どうして、ニッポンってこうなの?」
知ってるようで、知らないニッポン。
自分の国なのに、他の国の人に質問されるとタジタジ。
さあ、どんな難問・奇問・質問がまちかまえているのか!
「ニッポンのナゾ」とは??

オランダ語の学校にいくメリットはいろいろある。
クラスメートと、いろいろ話すのは気分転換になる。
いろんなニッポンに関する難問・奇問・質問をされて結構笑える。

一応、この学校は、政治的、宗教的な活動やキャンペーン、
他の生徒が、不愉快になるような行為、脅迫は禁止されている。
当然といえば、当然だが、民族、宗教、国が違う人間が集るところ
では、こういうルールを厳しくする必要がある。

米国に留学していた頃、よく聞かれた質問。
米国人「クルマはあるか?」
パ「貧乏学生だから、持っていませんよ」
米「いや、ちがう。日本にクルマは、何台あるのか?」
パ「ホヘッ?」
米「日本には、コンピューターなんてものはないだろう?」
パ「ホヘッ?」

つまり、その人は、日本は熱帯に浮かぶ、バナナとココナッツだけがとれる小さな島だと思っていたらしい。
50年代ならともかく、日米貿易摩擦が激しくなってきた80年代の話である。

その人は、「TOYOTA」のクルマ。奥さんは「HONDA」。
彼の子供は、「NINTENDO」で遊んでいるし。
彼は、「TOSHIBA」のコンピューターを持っていた。
オーディオ機器は、全て「SONY」。
まだまだあったけれど、一つ一つ、これは「MADE IN JAPAN」なんだと説明した。
日本には、資源がないけれど、こういった付加価値の高い商品を生産して、輸出しているんだと説明。

彼は、すごく、すごくビックリ。
「キミはえらい。よく勉強している」とお褒めのお言葉を頂戴した。
こんなの、勉強しなくたって、誰でもわかりそ~なんだけどなぁ~。
もっとも、当時の米国人の一般的なオジサン達はこの程度の認識だった。
日本学を専攻している米国人の友人達に、こんな話しをしたら
もう大爆笑。
「そうなんだよ。アメリカ人ってそのテイドなんだよね」
「『ニッポンには、バナナやココナッツしかないのに、なぜだ!』
『絶対に、裏でごまかしているだろう!』て思い込んでいるんだよね」
と苦笑していた。
というわけで、80年代の米国で、鍛えられたせいか(?)、
日本に関して、どんな、タフな政治・経済問題(?)の質問にも答えられると自負していた。

フランス人のクラスメート。
彼女はフランスでは、旅行業に携わっていた。
日本人の旅行の手配を、よく担当していた。
「プライベートなことかもしれないけれどね」
と一応、気を使いながら・・・

「日本人の夫婦の宿泊先の手配をするとき、別々の部屋か、別々のベッドを手配してほしいっていわれるのよ。あれは、どうして?ほとんど、そうなのよ」

アメリカ人のクラスメート。
「そうそう。アメリカに住んでいる日本人の家に行くとね、夫婦で別々のベッドか、真中に子供のベッドがあるのね。すご~い、不思議!だって、まだ若いのよ。20代とか、30代とか。
どうやって、毎晩すごしているのかしら。
寝室は見せたくなかったらしくて、実は気まずかったかも」

インドネシア人のクラスメート。
「日本では、セックスレスの夫婦が増えてるって、何かで読んだわ」

アラブ系のクラスメート。
「でも、日本人って規律正しいだろ?自己抑制をする訓練を、小さい頃から躾られているから、平気なのかな?」

でもって、各国の夫婦・パートナーの寝室の話題に。
クイーンサイズ、キングサイズといろいろサイズは違っても、
各国、夫婦は同じ部屋の同じベッド。

ちなみに、筆者と相棒は同じベッドで。
長男は子供部屋で寝ている。
「それって、ニッポン的じゃないでしょ?」
と一斉に、質問の矢が飛んでくる。
なぜ、「ニッポン」らしくしないのか?
なぜ、「ニッポン」の風習に従わないのか?

そこで、「HIKIKOMORI(引きこもり)」の話題へ。
筆者の周りでは、「引きこもり」の人を知らない。
オランダで、BBCのドキュメンタリーをみるまで、全く知らなかった。
「それって、ニッポンじゃないわ。
あなた、本当にニッポンからきているの?」

筆者は、60~70年代の典型的なニッポンで、生まれ育ち、
ニッポン語で、ニッポンの教育を受けた典型的なニッポンからきた
人間だと思っていた。

ニッポンって何だろう?
何がニッポン的で、何がニッポン的じゃないか、フト悩む秋の夕暮れ。





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最終更新日  2004年09月05日 07時24分18秒
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