離乳食の手作りおやつ
日本では離乳食のスタートはまず重湯や野菜スープからだと思うが、こちらオーストラリアでは何から始めるかというと、子ども専門の保健所みたいなところの看護師さんが口を揃えて勧めるのはライスシリアルというもの。これを水か母乳か粉ミルクで溶いて食べさせるのだ。我が家も何度か購入して使った。出掛けててお粥を作る間がないときには重宝したが、難点がひとつ。それは6ヶ月ごろから母乳に欠乏し始める鉄分を補給してあるシリアルなので、食べさせると効果てきめん。便秘になるのである・・・ 成長とともに別の小麦を使ったシリアルも食べれるようになるので、我が家もそちらに移ったが、それもやっぱり鉄分が加えられているため、食べさせると便秘を覚悟しなくてはならなかった。だんだんいろんなものが食べれるようになり、鉄分も他から十分摂れるので、徐々にベビーシリアルは使わなくなり、我が家の台所には未開封の袋が残った。そこでこのやや甘味のあるこのシリアルを使って、マフィンを作ることに。いつまでも棚に保管してても、熟成して美味しくなるわけじゃないからね。適当に思いついたものを混ぜて焼いてみたけど、マギーは結構気に入ったみたいで「もっと~」の要求がすごかったので、忘れないよう、ここに作り方を残しておこう。なくなったら、また作らなきゃね。シリアルがなければ小麦ふすまでも代用できると思う。質感が似てるので。その場合はさすがに離乳食用でも甘味が足りないと思うので、砂糖の量を増やした方がいいかな。キャロットケーキ(マフィン型をちまちま洗うのが面倒だったので、40×30の型に流し込んで焼いたから『ケーキ』ね)材料(1カップ=200cc)ベビーシリアル 1カップ小麦粉 1カップ全粒粉 1カップシナモン 小さじ1/2ベーキングパウダー 大さじ1ブラウンシュガー 1/2カップにんじん 1本卵 3個牛乳 1と1/2カップサラダ油 3/4カップ作り方1. にんじんは小さな千切りにする(すりおろすのが面倒でなければすりおろしてもいいし、チーズのおろし金でピザチーズ状におろすと一番簡単!) ブラウンシュガーは塊がないように指でつぶしておく 2. ボウルにシリアル・小麦粉・全粒粉・シナモン・ベーキングパウダー・ブラウンシュガーを入れ、真ん中に凹みを作る3. 凹みに卵・牛乳・サラダ油を加えて木のスプーンで全体を混ぜる4. オーブンを180度に温める5. 型にオーブンシートを敷き、生地を流し入れて全体を平らにする6. オーブンで20~30分焼く今日は焼きあがって熱々なのを切り分けて、マギーの朝食にしたよ。マギーは大喜びでした。大人だったら、シナモンの量も砂糖の量も増やして、アイシングもするといいかな。赤ちゃんや子どもにはこの甘さで十分。