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カテゴリ:将棋・将棋界基礎知識・雑学・資料
この間将棋関係ではない知り合いの人と出掛けたのですが、その人に詰パラのコピーを見せたら「これって、これだけしか駒を使ってない、ってことだよな?」というような事を言われました。
最初は何の事かピンと来ませんでしたが、どうやら玉方に持駒は無い、と思っているようでした。 「いや、違いますよ。相手の持駒は残り駒全部です」 「嘘つけ」 「いや、本当です。そこに書いて無い駒は全部、相手の持駒ですよ」 「そんな訳あるかよ」 どうも将棋をやっている人にとっては当たり前の事が一般の人にはそうではないのです。 「お前、全部の駒使えるんだったら、とんでもないぞ。飛車でも角でも金でも好きなだけ使えるって事だろ。歩なんか10枚以上持ってるって事だろ」 「いや、それで当たり前なんです」 「お前、俺を騙そうとしてるだろ」 「玉方が使う時っていうのは、ようは合駒として使うしかないです。何十枚持っていても一度に1枚しか使えません。高い駒を使っても、かえってその駒を取られると詰まされ易くなります・・・・・・」 「だってよ、普通相手の持駒もちゃんと書いてあるだろうがよ。書いてないって事は『無い』って事だろ」 「それは省略してあるだけです。残り駒全部というのが常識です」 「それだったら、玉も使えるって事か?」 「いや、玉以外です。・・・・・・」 普段は将棋をやらない人ですが一応ルールは知っていて、何十年前に間違って覚えた事がずっと頭に残っているようです。どうにか納得してもらったようですが、将棋界の常識というのは本当に知られてない事が多いものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.09 18:40:16
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