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カテゴリ:その他
詰パラで去年の何月からか始まっている「隣の将棋」というのがあります。後に『推理将棋』と命名されたようです。(詳しくはこちら)
これは会話をヒントにして指し手を再現するパズルです。詰パラで毎度やっているのは、実戦の初形からどちらかの玉が詰むまでの手順を当てる物で、以前紹介した『バカ詰』のようなお互いが協力して玉を詰ませる手順を実戦の1手目から作る、という問題に限定されています。 『無駄合』は詰将棋の場合は手数に含まれませんが『推理将棋』 例題を挙げると・・・「昨日将棋センターに行ったら隣で変わった将棋を指してたよ」「へえー、どんな将棋?」といった具合で始まり(これが『隣の将棋』の由来でしょう)「たった7手で後手玉が詰まされたよ」といった感じで絞り込まれ「最終手は歩成りまでだったよ」という風に問題が出題されます。 7手で詰む手順というのは何通りかありますが、最終手が歩成という事でどうやら一つに特定されるようです。 ▲2六歩 △4二玉 ▲2五歩 △3二玉 ▲2四歩 △4二飛 ▲2三歩成 迄7手で先手の勝ち と、これは最も有名な手順の一つですが。問題を創作する側としては別解があってはいけない・・・これは詰将棋の『余詰』のようなものでしょう。会話によっていくらでも都合良く作れるので修正は詰将棋に比べると簡単なように感じます。 感心したのは「7手で後手玉が詰んだ」「最終手は角成だった」という問題で、いくら考えても分からず人に出しても誰も分からず、答えを見たら ▲7六歩 △3四歩 ▲2二角不成△5二金左 ▲4二角 △4一玉 ▲3一角右成 迄で最終手が角成というだけでこの手順に限定されるようです。先手勝ちに限らず後手勝ちの偶数手というのも可です。 どうもこの『推理将棋』は苦手でして今迄1問も当たったためしがありません。本気で考える事が出来ないのか、どこかなめてかかっているのか、余程センスが無いのか、よく詰将棋が嫌いだと言う人がいますがその気持ちが少し分かったような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.06 21:19:26
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