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カテゴリ:その他
前回の補足ですがプロの修行は少年に限らす少女もしていますね。毎度の事ですがどうにも穴だらけの文章です。
人間の指す将棋にはドラマがある。間違えるからこそ面白い。 確かにその通りだと思います。 ただ速い速度で走るだけなら車やバイクを使えばいい、しかし陸上競技はなくならない。計算機が計算が速いのは当たり前、しかし暗算の達人の存在の価値がなくなる訳ではない。 この類の事は以前からいくらでも言われてきている事です。 しかし将棋はどうなるのでしょうか? 前回書いた通りプロの技術を人間が身につける事は今迄通りに難しく誰にでも出来る事ではありません。また血の通った人間同士の指す将棋だからこその面白さというものがあります。 計算機を使えば簡単に出来る計算でも、人間が自力でやるからこその価値というものもあります。 将棋に関しても、PCを使うなんてインチキだ、カンニングだ、卑怯だ、それじゃつまらない、単に答えを知りたいならそうすればいいだろう、という事になるのでしょう。 しかし以前の将棋ソフトはそんなに強くなかった訳で、そこまで進歩したという事が大きなショックであり、まだ完全に全ての人の共通認識となっていないところです。 詰将棋の世界では創作に際してソフトを用いて検討するという使い方はとっくの昔に定着している事です。あまりにも便利になり過ぎたが故に「21世紀は1人の大家も生まないのではないだろうか……」と心配する人もいました。 将棋ソフトの弱さを揶揄する人も大勢いたし、プロ棋士でソフトの開発に情熱を傾けた人に対して「無駄な事をやっているね」と馬鹿にしていた人達もいました。「永遠にプロが負ける事はない」とまで言い切っていた人もいました。 今となってはそんな事を言う人はいないだろうし、言えば笑われるだけです。 とにかく頭を切り替えるしかありません。今後は将棋の勉強方法にも影響を与えるでしょう。 単なる終盤力の強さだけではなく、将棋の作り方や考え方という点においても、ソフトの将棋を見る事によって新しいものが生まれつつあるように思います。 チェスではルーク2枚対クイーン1枚になった場合は引き分けというのが定説だったのがソフトの登場によってクイーン勝ちに変わったそうですが、そういった事が将棋においても起こるような気がします。 何よりも心配なのはプロ棋界の存続である訳ですが…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.04.23 21:22:14
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