テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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「南極と星」
(過去の日記より) 南極は、空気中の水蒸気が凍って湿度が低くなります。湿度が低い ということは、空気が澄んでいますので、遠くまで良く見えるという ことになります。蜃気楼や太陽の変形などの空気のいたずらもありま すが、基本的には、月や星もとても良く見えます。話はずれますが、 乾燥しているので静電気が増えて建物や観測機に触ると「ビリッ」と きてしまいます。 静電気に悩まされながらも、星はとてもきれいでこころがあらわれ ます。満天には天の川(ミルキーウェイまたは銀河とも言う)が本当 に川のように見えます。これでは、おりひめもひこぼしも川を渡れま せん。南十字星もはっきり見えます。こういった、すばらしい星空に オーロラがかかると何ともいえない神秘な世界になります。天の川と オーロラの交差する姿は、極地で無ければ味わえないかもしれません 。 星は星でも、人口衛星の方も極地ですと極軌道衛星がひんぱんに通 過しますので、人口衛星が星のように光って移動する姿も良く見えま す。また、流れ星も良く見えます。越冬中、流れ星が出るたびにずい ぶん願い事をしましたが、南極に置き忘れてきたような気がします( 笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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