テーマ:ペンギンさんの南極日記(499)
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今日の話題は、「南極と植物」です。
南極は、良くご存知のとおり氷の世界です。森林などはありません。気温が低いので、南極の環境下では植物が1年を通して生き抜く力が無いのか、水を吸収できないためか?やはり無理な様です。 その様な厳しい環境の中でもがんばって生きている植物はあります。それは、チイやコケの仲間たちです。南極とは言いましても大陸ですので地面があります。大陸の端の露岸地帯には、岩が風化してできた砂の吹き溜まりがあり、そこに、夏場に解けた氷の水が流れてコケ達が繁殖します。限られた場所だけですが昭和基地の近くでも見られます。 でもどうしてコケだけ南極に生息しているのでしょう?南極大陸の氷を調べるとその中には昔に地球のどこかで大きな火山活動があってその火山灰が空高く成層圏までのぼっていって南極大陸にふりそそぎあとを残しています。これと同様なことで、草木の花粉等が風に運ばれて南極大陸まで降り注がれています。そういった中の数種類が何とか環境に合わせて生き延びています。南極大陸の氷が解けたら森林ができることでしょう。 追伸:昭和基地では、観測隊の農協さんがきゅうり作ってますし、たんぽぽを夏の時期に外に植えて花が咲いたという例もありますので、人為的には色々植えれそうですね…。 ■PEN□ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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