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久しく「感動の涙」、てヤツを流したことがありません。
映画も見ないし、綺麗な景色も見ないし、最後に美術館に行ったのは・・・ ああ、「琳派イメージ展」でしたか。 ・・・宗達、光琳の後の展示に反発して帰ってきた有様で感動など無い。 それが、些細な創作動画を見て涙が止まらなくなりました。 涙を流しきった後、なんだかスッキリしまして、 人間には、『涙を流すこと』が、時に必要なのかもしれないと思った次第で。 ******* もう数ヶ月前になるのですが、いまだに引きずってる事がありまして。 ・・・駅で、お年寄りを怒鳴りつけました。 そのお年寄りが、駅員を怒鳴りつけたことに対して我慢出来なかったのです。 仕事をしている人に「仕事をしろ!」とは何事かと、 私はたまたまそこに居合わせただけの第三者、なのに、 反射的に「どうしてそんなことを言うのですか!」と、怒鳴りつけてしまった。 ・・・ ・・・ 杖をついた、小さな方でした。 二言三言言い交わした後、 その方が同伴者に連れられてその場を去ったので、私は論破のタイミングを失いましたが、 そこを通るたびに、私を睨み付けた目を思い出します。 『あの駅は怖い』そう、連れに訴えているかもしれない。 年寄りの当然の権利として、怒鳴りつける傲慢さが我慢ならなかった。 嘲りを感じて頭に来た。 だけど、足、腰、背中が痛かろう、非力で矮小な老人を前にして、 二の句を継ぐ事も出来なかった。 かの人も、長きに渡って波乱万丈の人生を紡いでこられた筈だ。 今の社会を支えてこられた、尊い人材である筈だ。 だから老人の言うことは無条件に聞くべき? 違うだろう。 そう、自分を擁護し、言い訳してみるものの・・・ 私は駅を通るたびに周りを見回し、 そして、後悔に似たやるせない気持ちになる。 私はどう言えば良かったのだろう。 「ありがとうございました」 当時、怒鳴られた駅員さんは、私に小声で礼を言いました。 ・・・ 誰もが、互いを尊重し合える、 ただ、そんな社会であって欲しいです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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