テーマ:新撰組!(305)
カテゴリ:歴史・旅行 (*゜ー゜*)ノ
2004年NHK大河ドラマ『新撰組!』が、昨日ついに最終回でした。 1年間ずっと毎週欠かさず観てきたドラマが終わってしまって、 寂しいような、もう1年が過ぎたという時間の流れを感じるような。 私は歴史が好きで、中で幕末は特に好きです。 そして今までの幕末ドラマの中でも、この『新撰組!』は最高でした。 一つの時代を、志高く熱くまさに疾風のごとく駆け抜けた 若者たちにふさわしい、明るくエネルギッシュなキャストたち。 描き方によっては、やたら重苦しくなりがちな時代を、 シリアスな中にも笑いと感動があり、毎回目が離せませんでした。 (これが三谷幸喜の作品なんですね。) それになんといっても、テーマ音楽がよかった!(*∩_∩*) いとしき友はいずこに この身は露と消えても 忘れはせぬ熱き思い 誠の名に集いし遠い日を あの旗に託した夢を 幕末~戊辰戦争で、これから散り散りバラバラになって 命を散らしていく隊士たちの運命そのものの歌詞。 毎回聴いててゾクゾクしてきました。 そして昨日のドラマの中で。 「武士よりも武士らしく」、武士として誰よりも誇り高く 己の信ずるところに従って生きてきた近藤勇の最期。 徳川の世のためにあれほど身命を賭して働いてきたのに、 最後は罪人として処罰され、 己の死後なおも辱しめを受けることをわかっていて、 そして従容として死に臨む姿。 彼の最期を見届けにきた群衆から湧き起こる 「多摩の誇りだーっ!」、「よくやったーっ!」 「あんたは本当の侍だーっ!]の声・声・声。(;_;) 「どう死んだかじゃなく、どう生きたかが大事なんだ。」と勝海舟。 この2つのシーンで、悲惨な最期がすごく救われたように思います。 あ、もちろん土方役の山本さん、 最後まで美しくカッコよかったですね。(*⌒o⌒*) 『愛しき友よ』 救うことができなかった親友・近藤を思い、そして 命掛けで働いてきた自分たちが最後は逆賊呼ばわりされ、 何のために京にのぼって、戦って仲間を死なせて・・・と 苦悩する歳三に、兄・為次郎がやさしく諭す言葉。 『誠の旗のもと、京の町でおまえたちは時代と戦ったのだ。 これほど痛快なことがあるか。 おまえたちは多摩の誇りだ。 何が正しくて何が間違っていたかは、 100年後200年後の人たちが決めればいい』 ポロポロと涙がこぼれる土方は、本当に美しかったです。 そして、いよいよ斬首の刀が振り下ろされんとしたとき、 原田左之助が場外の木の上から叫ぶ。 『尽忠報国の志、あっぱれなりーっ!』 思いがけない手向けの言葉に、 死の間際なのに笑みがこぼれる近藤勇。 ドラマ最後のテーマ音楽に乗った回想のシーンでは、 私は思わず泣き笑いしてしまいました。 悲劇の中にも明るさがある、 だからこのドラマが好きだったのよね。(T▽T) 信念を貫いて、時代を熱く駆け抜けた男たちの物語は、 エネルギッシュで前向きで、情に厚くて爽やかで 最高でした。 いいものを見せてもらった、 私にとってはそんなドラマでした。(*∩_∩*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 14, 2004 07:52:31 AM
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