カテゴリ:ちりとてちん
泣いていた子供がにこっと笑うと、 なんともいえず幸せな気持ちになるクッチーです。 おじいちゃんを失った悲しみから抜け出せない喜代美ちゃん。 落語のラジカセを抱きながら、毎日泣き暮らす日々。 ところがラジカセのテープが、機械に巻きついてついにちぎれてしまい・・・ 泣きつかれて眠ってしまった喜代美ちゃんから、 テープをそっと手に取ったお父さん。 テープの日付けは昭和43年10月6日。場所は小浜公民会館。 その日付は、じつは・・・お父さんが塗り箸職人になると志した日でした。 とてもうれしかった記念の日。 しかも、父と子で一緒に聴きに行った、 幸せの思い出の日。 おじいちゃんは、お父さんたちが帰ってくることがわかってから、 ずっとこのテープを聴いていたのでした。 まるで幸せだったあのころを思い出して、 笑い方を思い出すかのように・・・ おじいちゃんの想いに応えるべく、 お父さんは一旦あきらめかけた塗り箸職人への道を 「どんなことをしてでも」歩むことを決意。 そのために、昔おじいちゃんの弟子だった、 A子パパに雇われることになります。 おじいちゃんの塗り箸を全否定した、 いわば裏切り者に頭を下げるようなこの行為。 眠る喜代美ちゃんの耳に、菜種の花という歌詞が飛び込んだとたん、 来る、その道中の陽ぉ気なこと…… 実は『愛宕山』のこの文句の直前はこう。 かわらけ投げができる所があるそうです。 『愛宕山』では旦那さんが、かわらけの代わりに酔狂で小判投げてしまいます。 お付の一八さんが、それを取りに行くのだけど・・・ 和久井ママ、怒るどころか、「一緒に行ったる!」 素晴らしいお母さん・・・! 投げながら、願いを叫ぶ喜代美ちゃん。 「おじいちゃんに、もう一度、会えますよーにー」 「おじいちゃんが、天国にゆけますよーにー」 「おじいちゃんが、天国で、幸せに暮らせますよーにー」 「おじいちゃんが、天国で笑ろてますよーにー」 「喜代美が・・・・」 あ。 財布・・・投げてもた・・・ やっぱり和久井ママは、一八さんですね・・・^^; ママはうれしくてうれしくて、涙。 そいえば、かわらけで、お父さんが立派な職人なりますよーにて、お願いしなかった・・・よーな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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