何かをしたいという気持ちはあるのだけれど、
技量がついてゆかず・・・
中学生の頃、セーター編もうとして編み方覚えられず挫折。
ほんまに情けないクッチーです。
今朝のちりとてちん、
おばあちゃまに三味線を教えてくれるよう頼む、ヒロイン喜代美ちゃん。
数々の過去の記憶から、娘が不器用なことを知っている和久井ママは、
一刀両断に「やめなはれ」。
きらきらと目を輝かせる笑顔、反対されたとたんの、怒り顔。
表情がとても豊かで面白いヒロインです。
「自ら望んだ」その意欲を汲み取って、小梅おばあちゃまは快諾。
天使のようで礼儀正しいA子ちゃんも、おばあちゃまに気に入られ、
晴れて二人そろって三味線特訓開始です。
しかして漠然とした気持ちばかりで、あとは何も考えていない喜代美ちゃん。
文化祭の舞台で何を演奏したいかも、マッタク考えておらず・・・、
そこで家族みんなが色々提案。
それぞれの好み?が分かって面白いひと場面。
チャゲ&飛鳥の「SAY YES...」、バブルガムブラザーズの「WON'T BE LONG」
滝廉太郎「攻城の月」ビーチボーイズの「カリフォルニアガールズ」・・・
色々出ますが、
和久井ママ一押しは、五木ひろしの「ふるさと」。
「ただ、ふるさとがある、いつでも戻ってこれる・・・
そんな当たり前のことを歌っているのが、ええの」
ふるさと。旅立ち。
ここにきて、なにやら将来への暗示的なものが出てきました・・・。
お父さんのお店はいよいよ開店も、案の定さっぱり。
店先にいたジャーナリスト風の長身のお姉さんに憧れ、
喜代美ちゃん、得意の妄想シーン炸裂!
(舞台を成功させ、キダ・タローさんに音大に招かれる:笑。
着ていた舞台衣装が、長身のお姉さんが着ていた白ジャケットそのもの。素晴らしい・・・)
かつておばあちゃまの手ほどきを受けたことがある喜代美ちゃんは、
生まれて初めて、A子ちゃんより一歩リード!
喜びをかみしめる表情がほんまにうれしそう^^。
しかし・・・・・
三本しか弦のない三味線、
ギター同様、左の指で弦を押さえたり放したり上下にすべらせたりと、
フクザツな指使いが要求され・・・。
ちーりーとーてーちん!(ド♯ド♯ソ♯シド♯)
と鳴らすのに悪戦苦闘。
(ちりとてちんは、まさに三味線の口音階名。)
かたや、ピアノが弾ける=絶対音感を持つA子ちゃんは、当然のごとく、
あっさり喜代美ちゃんを抜き去り、めきめきと上達・・・
一瞬にしていつもの立ち位置に逆戻り・・・。
たしかに弦楽器やピアノは、全く素養がなければ、
覚えるのにかなり時間がかかります。
うちは少しばかりピアノをやりましたが、
頭に思い描いた通りに自在に指を動かすことは、
決して一両日にはできない、恐ろしく大変なことなのです・・・
毎日時間をかけて一所懸命やって、ようやく指が自然に動くようになります。
しかし練習をろくにしなかったり、ちょっとでもサボれば、もとの木阿弥。
指はたちどころに重たく動かなくなってしまいます・・・。
まったく経験がないならなおのこと、
自分でどのくらい時間がたったか分からなくなるくらい、
我を忘れて猛烈に練習しまくらなければならないのですが・・・
追い討ちをかけるように、
素敵なA子ママの来訪や、
なんとA子兄からの屈辱的なセリフによるプロポーズが次々と来襲。
(失礼なことを言いながら、全く悪気がない兄。倉田旅館の坊ちゃんを思い出す・・・)
トリプルパンチで打ちのめされ、
どんどん落ち込んでゆく喜代美ちゃん・・・。
悲しくて、情けなくて、あれだけ輝いていた目が死んだようになって・・・
ああ、練習・・・止めないで・・・
あきらめては、ダメだよ・・・T-T
☆☆☆☆☆ ちりとてちん第8回 絶対音感一日にして成らず ☆☆☆☆☆
A子ママが今日お礼の品として持ってきたのは・・・丁稚羊羹(でっちようかん)の手作り品。
丁稚羊羹(ウキペディアより。水羊羹ともいう)
夏に冷やして食べる事が多く俳句の季語も夏であるが、
京都府、福井県、石川県、山形県などの一部の地域では主に冬に食べる。
福井県では、この冬の水羊羹を特に「丁稚羊羹」と呼び、福井市内のものは黒砂糖を使う。
京都や滋賀の近江八幡などで作られる「丁稚羊羹」とは製法も食感は全くことなる。
三重県の伊賀地方、奈良県の「丁稚羊羹」は、福井の水羊羹「丁稚羊羹」に極めて近い。