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カテゴリ:お散歩でざますの
晴れて日差しが眩しい日曜日、パルテノン多摩で行われた第21回多摩市民「第九」演奏会に行ってまいりました。
ブログのお友達のどらみさんが所属している立川管弦楽団(指揮は、古谷誠一さん)の演奏です。 みぽぽさんからも第一回目の「アミューたちかわ」で行われた公演にて、至福の時を過ごされたとのお話を聞いていたので、楽しみにチケットを温めていました。 ***** 母娘の歓喜の歌 ***** (他力本願の)親孝行も兼ねて、母と二人でモノレールに乗っていったのですが、なかなかの珍道中でした。 母は久しぶりのモノレールに興奮して、杖をつきながら、わざわざドアから遠い「向かい合わせの椅子」の席まで歩いていったり・・・。 久しぶりの多摩センター駅では、道の両脇のお店やあちこちにあるオブジェに気をとられて、なかなか真っ直ぐ歩いてもらえませんでした。(TT) そんなこんなで、予定していたランチタイムがとれず、飢えている私は、「飴玉と缶のコーンスープ」で空腹をしのいでおりました。(^^;) 最初のワーグナー、歌劇「リエンツィ」序曲は、初めて聴く曲だったのですが、最初のホーンから始まり、めくるめくようにいろんな音が華やかに加わって、 1曲の中に聴きどころが沢山あり、面白い曲だと思いました。(こういう曲は、聴く側より演奏する側の方が絶対面白いだろうな。) ベートーヴェンの交響曲第九番は、合唱団がステージに現われた時、だいぶ人生の先輩が多かったので、ちと心配でしたが、皆、歌い出したら熱血で一つ一つ言葉を大切に歌っていたのが印象的です。ソリストの方たちもとても心地よい響く声でした。 個人的には、第二楽章のスケルツォにとってもとっても感動しました。今、ちょうどバンド練習に参加していて、こういう緻密な合わせの苦労を知ることになり、(って、バンドの方はもっともっと大雑把だけど・・・)弦の細かい刻みが神技的に感じたのです。(自分が入っていたら、絶対に落ちる自信あり!) 他に仕事を持ちながらオケに出ている方々は、一生懸命、それこそ寝食惜しんで練習されていたんだなと思うと、もう胸がいっぱいになりました。 第三楽章の弦が奏でるテーマもベートーヴェンのテーマの中でとっても好きなものの一つ、またブックオフでミニスコアを見つけようと思っています。 演奏後、楽屋裏までどらみさんを探しに行きました。(「どらみさんは、どちらみいらっしゃるの~?」) 前もって聞いていたわけではないけれど、なんとなく楽器の気配(匂い?)というか、鼻が利くようになり、無事地下のオケ控え室を探し当てました。 どらみさんは、大仕事の後、疲れているところ、笑顔で私を迎えてくださり、感激の再会。 光沢のある滑らかなブラウスに身を包んだどらみさんは、見た目エレガントなのだけれど、二人で同時にお辞儀をして頭をぶつけてしまうほど楽しく、ほっとできる方です。 音楽が結ぶ出会いから、人生哲学を知るきっかけが生まれ、悩みを解く鍵をもらっています。 コンコースで待つ母は、私が到着するやいなや、四重奏がどうのとトークが始まりました。(><) しばらくは、右から左に聞き流していましたが、妙にハイテンションだったので、血行がよくなったかもしれません。また連れて来てあげたいです。 母は今はただの高血圧の人ですが、女学生時代はコーラス部員なのでした。 クリスマスのイルミネーションを見て、三越の上のレストランで母とささやかな食事をしました。 ***** 貴婦人の歓喜の歌 ***** こういう日は、普段変な格好をしている母も、オシャレ(・・・・といっても、東京の端っこレベルだよん)をしてきます。 で、そのおしゃれの一つに持っている杖に、犬のストラップをつけてきたりします。(どういうオシャレだ?!) 新しいレナウンのスパッツも履いて(スカートで見えないけど)、「耳飾り」も付けます。 14KWGオレンジ淡水パールイヤリング:1119_10周年10 本人はオシャレな婦人のつもりかもしれないけれど、すぐに彫刻でもイルミネーションでも人差し指でツンとさして、隣から見れば恥ずかし~い「奇婦人」だ。 しかし、そういうDNAをもつ自分も末恐ろしいと思う。今は潜伏期間かもしれないので、発病(合併症付き)が怖い。 歓喜の歌に感極まったので・・・・・やってしまいました♪ ブルグミュラーの「貴婦人の乗馬(新しい楽譜では、ただの「乗馬」)」っぽく、歓喜の歌をいたずらしました。 曲のわりには、コーダが長く、あーだコーダしてますが、やたらと飾りたいのは女心の表れ? ***** ピアノレッスン歓喜の歌 ***** 火曜日はピアノレッスンがありました。 師匠は、支部の活動でPTNAコンペで好成績をあげたチビッコたちへのご褒美コンサート(ご褒美だけど、毎度有料よん)の準備で忙しい中のレッスンでした。 いつもは1時間半のレッスン時間は、1時間でしたが、バンドの練習の為のコードや、練習方法について教えていただき、続いて私の次回ステージで演奏するための E.クリーゲルの曲をじっくり見ていただきました。時間をかけて完成させたいので、まだ先の予定ですが。(しかし、クリーゲルはブラジル人だー!!と思わせる、インチキっぽい 楽譜の作りが・・・絶対にスタカート書き忘れとか、逆に曲の解釈はロマン派などと違って自由度があって面白いけど) 前回のステージでの演奏結果は、私自身としては腑に落ちないものだったのだけれど、良かった部分も悪かった部分も顕在化したので、心が整理されてきました。 無駄な力が入っていなかったので音色は良かった。間のとり方が良かった。テンポキープできた・・等。 いずれにしても、「心」を鍛えなければいけないし、あるがままの自分を認めて、一段階ずつ理想に近づけていきたいと思います。忍の一字は衆妙の門。 私のレッスン中に、お教室の生徒さんが表れ、師匠にお願いしていた「楽譜」を取りにきたのですが、なんでも歌を作るのが好きだということ。 彼女は楽譜がまったく読めず、「ド」もわからないにも関わらず、テープ練習でショパンの「革命」を弾いてしまう面白い人です。(^^;)でも、とってもセンスのある詩と曲を つくるとのこと。知り合いに芸能人の出入りするライブハウスで歌ってもらったりしているそうで、・・・今回は師匠に譜起こしをお願いしたというツワモノです。 (楽譜読めた方が早いと思うけど・・・。てか、絶対覚えなよー!!!) 彼女とは、「”詩と音楽で叫びまくる会”みたいなのを教室で作れるといいね。」と盛り上がってしまいました。 教室に集まる人は諸々の(致命的)弱点がありますが、本当に音楽が好きで好きでたまらないのです。 いつか・・生きているときに、私も上手くなりますように。(合掌付き) ベートーヴェンの『第九交響曲』 田村宏『ブルグミュラー25のやさしい練習曲 貴婦人の乗馬』 んだば! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月13日 11時03分15秒
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