ぜんざい作り
自宅で過ごす年末,チョット時間があるので思いつきでぜんざいを作ってみる事にしました.折角なので地元の小豆でも使おうかとJA直売所まで仕入れに行ってきました.大納言という品種モノがありました.贅沢仕様です.ところで大納言という名の由来は,切腹習慣のない公卿の官位から来ているとか.煮ても皮が破れにくい(皮が破れるのを腹割れというそうです)故....風味と関係ない?まずは豆の選別.黒ずみ等のある豆をはじいていきます.これを一度煮こぼして渋抜きし,再度火にかけます.一時間ほど弱火で煮ます.アクをすくいつつ,ふやけてかさが増してくるため適宜差し水しつつ.小豆の良い匂いがたちこめ,色もぜんざいっぽくなってきました.この後砂糖を約10分間隔で3回に分けて入れ,塩を一つまみ入れて火を止めます....砂糖を分けて入れるのは,急激な浸透圧変化で豆がシワシワになるのを防止するためかな?一度覚ますと豆に甘味が良く浸み込むとか.4時間ほど置いて,夜食にぜんざい頂きました.メチャ美味かったです.高級(?)小豆使用ですから豆の風味を残すべく甘さは控えめ.210gの小豆に対して,砂糖130gとしました.(ネット上でレシピ見ると,小豆と砂糖はほぼ同量になっているものが多いです)食べてみて腹割れのない大納言の良さがわかりました.これまでに食べたぜんざいでは[小豆の皮だけ食べてる]感があったのですが,大納言小豆は違います.一粒一粒しっかり形が残っているので,[ちゃんと豆を食べてる]事を感じられます.翌日のぜんざいもまた美味しいそうなので楽しみです.