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カテゴリ:その日の市況
世間では不況というか、縮小均衡の流れとなってしまっている。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100126-00000576-san-bus_all そうは言っても、有楽町にはマルイもあるし、銀座に入ればすぐにプランタン。銀座通りも遠くない。一番店がなくなるわけじゃないのでそんなに騒ぐまでもないか。西武の代わりがヤマダ電機。やりかねないな。 ◇ ◇ ◇ きのう、KDDIが2010/3期の3Q決算を発表している。 そんなことで、KDDIは寄り付き前から大量に売られる事態に陥ってしまった。寄り付いたのは場が開いて14分後。3万円安の498000円で寄り付いた。その後も売りは止まらず、9時42分には482000円(46000円安)まで売られる始末。その後持ち直すものの、アジア株安に引っ張られる形で下げてしまい、大引け間際の14時59分には481500円まで売られる有様。1月の最安値は4日・5日の494000円なので、"2010年最安値"(※2)って形になってしまった。大発会から20日もかけて3万円余りも上げてきたのが、たった15分でご破算になった上に、熨斗までついてきた形となり、6時間ほど後にはそれすら下回る事態に。 だが、KDDIの決算内容を見る限り、ここまでドスンと売られる理由が見当たらない。昨日のクレディスイスに続いて、シティがKDDI株の格下げをやったのも一因だと思う。どうみたって、株の世界でご法度な「狼狽売り」がしこたま出てしまった結果としか考えられないのだ。 当期純利益が下方修正されたことで、ネガティヴサプライズになったのは否定できないものの、下方修正の理由を見ると、余剰設備を処分することが理由なのでそれほどネガティヴになる必要もない。 KDDIが、昨日の決算発表で下げるのは仕方がないとしても、内容に特段ヘンなところも見当たらなかったので、1%とかの小幅下げになると想像していたのが正直なところ。それが、寄り付き段階で5.6%も下がり、大引けでは8.6%も下がってしまうとは・・・狼狽売りで安くしすぎです。 業績下方修正があったとはいえ、1株利益予想は50515円、12月時点の1株純資産は451523円。今日の終値、482500円で計算すれば、PERは9.55倍。PBRは1.06倍。十分に出遅れている。冷静にならなくても安過ぎと言えてしまいます。 ※1 KDDIの決算短信・11ページから ※2 日本では、1-3月の間は、前年1月からの当日までの最安値を「年初来安値」といいます。従って、上では「2010年最安値」と言い換える形にしています。 きのう、当ブログが殺気立っていると指摘されてしまった。それは認めざるを得ません。しっかし、今日のKDDIの下げみたいに、冷静な判断などなくしてしまったかのような値動きが見つかりすぎる現実があって、その傾向を強くしてしまっているのかもしれない。 ◇ ◇ ◇ 今日の東京株式は、前場はマチマチって雰囲気が強かったものの、中国の金融引き締め観測を受けてアジア市場が下がったほか、円が対ドル・対ユーロで円高に向かったのを受けて、下げ幅を広げる展開になった。 日経平均 10,325.28 ▼187.41 上述の通り、今日の悪の枢軸はKDDIで仕方がない。日経平均寄与度で、あのファーストリテイリングを凌駕してしまう有様。狂っている。時々、常軌を逸した上げ・下げを演じるKDDIではあるが、きょうは下げ過ぎ。暴落としか言えない。 今日はKDDI暴落への怒りに終始してしまいました。以上です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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