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Apr 23, 2006
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カテゴリ:書評
現在形の批評 #26(書籍)

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扇田昭彦 『才能の森―現代演劇の創り手たち』(朝日新聞社)

才能の森

本書は、演劇評論家である著者が朝日新聞学芸部記者だった頃から長年親しくしてきた演劇人24人について、随想風に記したものである。


人物構成は新劇人、海外演劇人、小劇場第一世代、批評家、俳優etcであり、並べられた目次を一瞥するだけでも著者の人脈の広さと、演劇に関わり続けてきた約40年の持続力に感嘆するばかりである。


宮本研や秋元松代といった新劇人はこれまで関心薄であったため、勉強になった。また、プライベートでも親交のあった人物では、それまで知られななかった秘話がいくつも書かれている。深い演劇論・演劇人論ではないが演劇作家入門の書。


他の人物の稿には鈴木忠志の名が折に触れて出てくるのに、肝心の氏について独立した文章が書かれていないのが残念。是非とも加えて欲しかった。





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Last updated  Apr 11, 2009 03:16:03 PM



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