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2014.03.05
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カテゴリ:人間だもの
病院での待ち時間で借りてきた本の中に人づきあいを断捨離するというコーナーがありました。

その中での言葉


人間関係というのは、時間とともに常に変化します。小学校1年生の時に遊んだミヨちゃんと今も仲良しかといえば、それはないでしょう。家庭を持ってから独身時代の友人と話が合わなくなったのなら、疎遠になるのも自然なことです。

読みながらうんうんと頷いていました。
そして自分の中にあった罪悪感が少し薄らいだように思えます。




結婚してから少しずつ変わってしまった友人がいました。
関西に引っ越してきて最初にできた友人で、私に関西弁を教えてくれ、
一緒にいても楽しい人でした。

若干恋愛依存症的な性格で、異性の話ばかりしていました。
彼氏が、彼氏がって言う人いますよね。別れたあとは好きな人の話題。
私は異性に振り回される気持ちはわかりません。

その彼女が親類に反対される男性と結婚してから生活上の悩みが増え、
私から見たらわかっていたことなのに、、、と距離を取るようになってしまったんです。


その旦那さん、建築業で月収100万円、
だけど貯金0、
これだけなら2人の努力で変えていけるかもしれませんが、
その旦那さん、無類のパチンコ好きでした。
生活費までパチンコにつぎ込み、公共料金も滞納。

電気が止まっても、電力会社に電話で泣きついて電気を再開してもらう生活(いいのか?)
結婚後はワンルームが狭くなったからと、彼女の預金で3DKのマンションに
引っ越して(賃貸マンション)、生活費は一切出さず、彼女の定期預金まで解約して食いつぶす日々。

彼女の親族が反対する訳です。結婚以前に、一社会人としてダメなんだから。


一人では抱えきれなくなった彼女は私に相談してきます。
その度に「わかっていたことじゃない」とあきれつつ「そうなん」「それで」を
繰り返すのが私も苦痛になっていきました。

ほんわかしてポジティブで良い人なんだけど、計画性がなく
そりゃそうでしょという行動を繰り返して失敗をします。


その彼女が妊娠し、旦那さんと2人で冬の町を散策している時、
パチンコ屋さんの前を通りがかりました。
「ちょっと1000円だけ打ってくる」

冬の寒空で長時間待たされた彼女は切迫流産で入院。
残り少ない預金の中から入院費を払う日が続き、親にも世話を焼かせます。

それでも旦那さんは「妊娠してからパチンコに勝つから男の子だ」と
パチンコが頭の中から離れない様子。

程なくして彼女のお父さんも亡くなりました。

無事に出産までたどり着いたものの、周囲の判断で赤ちゃんは施設送りになりました。

リアル明日ママがいないです。


母親になった彼女が我が子に会いに行くのは赤ちゃんの頃でも月に1回あればいいほう。
今、どうなったかはわかりません。

彼女が妊娠した時に言った言葉が忘れられません。
「35歳までに産まないと危ないし、頑張った」

私が遺伝子疾患のある家系で妊娠どころか不妊治療すら怖くて
受けられないのを彼女は知っていました。
言葉にも言い方があって、同じことを言うにも彼女はわかっていない人だと
普段から感じていました。




話を戻しまして。

この結果を聞いて私は着信が来るのも苦痛に感じるようになり、
連絡を取るのを止めました。

彼女がまだ苦労しているのではないか?と思う気持ち以上に
それが自分の選んだ道で、私が口をはさむことではないと自問自答してしまう自分が嫌でした。

でも、もう自分を許してあげようと思います。

人は自分の見たいものを探していく生き物です。
私がなにを言っても彼女は変わらないでしょう。

私も友人だったからと言って、自分の時間とエネルギーを使い果たしてまで
人の人生を支える訳にはいかないのですから。






最後までお読みいただきありがとうございました。



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Last updated  2014.03.05 16:39:27
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