テレビを壁掛けにする。
知り合いから3年ほど前の液晶テレビを譲ってもらいました。SonyのBraviaの32インチ。http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/products/index.cfm?PD=19061Braviaシリーズ初期の、まだSonyが自分自身で液晶パネルを作っていた頃のモデルですね。地デジ対応だとかPC入力可能だとか、今まで自分が使っていた7年前の東芝製ブラウン管モデルと比べると、やはり色々と新しい(?)機能があります。液晶にしては視野角が広いのもなかなか使い勝手が良いです。難点を挙げるとしたら、まだ液晶テレビ黎明期の頃のモデルであり、動きの速い映像には追いつかず、ぶれてしまうことでしょうか。また、画質等の細かい調整ができないため、寝る前の真っ暗な中でテレビを見ることも多い自分的には、明るさとコントラストを極端に落とせないのも×です。あとHDMI端子が無いことでしょうか。譲ってくれた方は以前にそれを買って使っていたものの、PS3を買ったので、それに合わせてテレビもHDMI端子で繋がるモデルに買い換えたとのことです。まあ、自分はそれでお下がりを譲ってもらったので贅沢は言えません。で、市販されている様々な薄型テレビもそうですが、せっかく薄型なのに、テレビ台を置いて、その上に設置して、というように、要は場所を食っていては、せっかくの薄型の意味がないのでは、と自分は思います。しかも今回のは32インチサイズ。薄型とはいえ、横幅はむしろ以前のテレビよりも大きい。「壁にかけたいなー」と貰ってきて早々に思うようになりました。前置きが長いですね。すみません。下記、壁掛けにいたるまでの流れです。まず、SonyのHPを開き、このテレビのマニュアル等を見てみました。(今時は旧モデルでも、こうやってマニュアルが手にはいるから便利)すると、どうやら純正の壁掛けキットがある模様です。でもその価格を調べると3万5千円也。非常に高い。しかも壁に穴を開ける必要があるそうです。純正は断念。で、自作することを考えます。まずはテレビ側。純正の壁掛けキットのマニュアルを、やはりSonyのHPから落としてきて見てみると、テレビ背面のねじ穴のうち、4カ所のねじ穴が壁掛けに使えるらしい。(つまり、テレビの重さをこの4点で支えられるようになっている)で、その径を調べてみると、M5のネジで通りそう。近所のホームセンターでM5のネジを買ってきたら、問題なくぴったり。これでテレビ側の固定はどうにでもなりそうです。今度は壁側。まあ、壁じゃなくても要は狭いスペースで、この10Kg強のプレートを支えられさえすれば良いのでしょう。何か家に近いものがあったはずだ・・そう、自転車用の壁掛けスタンド。自分の家では、この自転車壁掛けスタンドを使用して、10Kg前後の自転車2台を壁掛けにしています。MINOURA ディスプレイスタンドBIKE TOWER 3100これは、金属製の縦型の突っ張り棒です。強力なバネで上下を固定することで、20Kgくらいまでの自転車を2台固定できるというものです。このポールを使ってみることにします。まず、自転車を固定するフックを外します。後は、穴あきの長細い平型鋼材を何本か買ってきて、それをテレビの背面の壁かけ用ねじ穴で固定し、鋼材の上下を、ポールのフックを固定していたアーム部分にボルトで固定。以上。さくっと完成。後は部屋の隅に設置。位置調整。ベッドに寝っ転がって見ることが多いので、かなり高めにしてみました。で、せっかくなので,テレビ周りに置いていたSWハブやKDDIのSTBやらも、全部テレビ裏に納めちゃいました。ケーブルやら何やらが床を這わなくなったので、掃除もしやすくて快適。