テングチョウ 現れる
数日前の晴天の日。近くの小川に下りて行った。そろそろルリタテハが川ヘリのコンクリの上に日向ぼっこに来ているのではないかと思ったからである。でもまだ全然姿はなかった。すると近くの青草にひょいとタテハチョウが下りて来た。最初はアカタテハかと思ったのだが、どうも翅の紋様が違う。家に帰って調べてみるとテングチョウだった。私にとって初見参の蝶。今まで見たことのない蝶である。名前の由来は長くとがった鼻。ちょうど天狗様のようなのでテングチョウなる和名が付いたようである。尖った鼻のように見えるのは下唇髭(パルピ)という器官とのこと。Wikipediaによると、この蝶は東京都では絶滅とある。学名は Libythea celtis.珍しい蝶に出会ったものである。