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テーマ:猫のいる生活(136142)
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私には縁もゆかりもありませんが、オーディオ好きにはとてつもない高額の製品を買う人が居ます。
家一軒建つどころの話しぢゃない! 荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」がリバイバル・ヒットして、バブルの再来か!? なぁ~んて、甘い甘い。 このお金のかけ方は、ちょっとカーマニアに似てますね。 まぁ、年の瀬なのでここはハデに、そんな超高級オーディオの世界を覗いてみましょう。 そのお値段たるや1,111,111$と云いますから1億2千5百84万円! どこが違うのかと云われても、私には答えられません(笑) これに追従するのがCessaro Horn Acousticsの「オメガI」。 こっちのお値段は丁度1,000.000$ですから、1億1千3百26万円で、ムーンオーディオよりお安いですね(笑) レコードプレーヤーで最高額と云えば、先ずコレでしょう。 AVデザインハウスの「デリーネビルVPM2010-1」。 こっちはスピーカーに比べると、ずっとお求めやすい価格で650,000$と云うことは7千3百62万円。 レーザーでカートリッジの位置を自動設定してくれるらしい。 なんか、だんだん貨幣価値の認識がオカシクなってきました。 Pivettaの「オペラ オンリー」。 そのお値段たるや2,200,000$と云うことは...ゲッ!2億4千9百16万円! ところがお値段もさることながら、その巨体です! なんかこのアンプ1台のために、家を建てなきゃならないのでは? レコードプレーヤーからの信号はとても小さいので、これを増幅するフォノアンプでは日本の「オーディオノート」製でしょうな。 オーディオノートでは信号の経路は「純銀線」に特化していて、そのためトランスなど部品も全部、銀線を使って自社制作している会社です。 フォノアンプはコレ!「GE-10」+昇圧トランスと云うものが必要で、こっちは「SFz」。 日本円でお値段は4百91万4千円+85万5,360円=5百76万9,360円 レコード聞くのにはコレも要ります。 「カートリッジ」。 レコード盤から音を拾って、電気信号に変える部品です。 これは世界中に著名なカートリッジが揃っていて甲乙つけがたいのですが、老舗の「オルトフォン」(デンマークの会社)で云えば「MC Anna」。 お値段は72万円。 パワーアンプの前段、プリアンプは同じくオーディオノートの「G-1000」。 CDプレイヤーなどからの信号を受け取り、ボリュームを上げたり下げたりするものです。 ちなみに、一般家庭用のアンプだと、前述のパワーアンプとプリアンプはセットでケースに入れられてるのですが、よい音を聞こうと思うなら、別々の方がいいのです。 「G-1000」のお値段は7百53万8,400円 もしくはスイスは「ゴールドムンド」の「Mimesis 22 History」。 お値段は1千18万5,000円。 CDプレーヤーはスイスの「ゴールドムンド」の「Eidos Ref Blue」と同社のDAコンバータ「Mimesis 20 History」。 お値段は1千4百28万円+6百30万円=2千58万円。 このシステムは、普通、CDプレイヤーに入っている機能を別々に4つのユニット化したものです。 今、流行りのデジタルファイル・プレーヤーではイギリスの「リン」と云うメーカーの「klimax DS/3」が2百50万円。 ヘッドフォンまで奮発するとなると、少し古いですが(2015年発売)「ゼンハイザー」と云うドイツのメーカーの「Orpheus」。 ヘッドフォン用の専用ヘッドアンプとセットで660万円。 人間の可聴域の下限と言われている20Hzをはるかに下回る音域まで再生できるため、これまでにないオーディオ体験を提供できるとうたっています。 ヘッドフォン本体には、プラチナを蒸気接着した2.4マイクロメートルの振動板、金を蒸気接着したセラミックトランスデューサー(変換器)、99.9%銀メッキ加工のOFCケーブルなどが使われています。 その他に、各機器を接続するケーブルも必要で、「シルテック」と云うオランダのメーカーだと、プリアンプとパワーアンプを繋ぐケーブル1m 2本一組で2百27万円です。 CDプレーヤーやフォノアンプとプリアンプを繋ぐにも、同じケーブルが必要数要ります。 カートリッジとフォノアンプを繋ぐケーブルも「シルテック」だと1m 2本一組で3百32万円。 パワーアンプとスピーカーを繋ぐケーブルは4百87万円です。 電源ケーブルはアメリカの「ノードスト」製だと1本、2百46万2,400円。 これは機器の台数分だけ要ります。 もう気が狂いそうですね。 バカバカしいから、合計額を出すのは止めました。 他にもこんなバカげたお値段のステレオを手掛けてるメーカーが世界中に数多くあります。 それがみんな成り立っているのですから、世の中どんだけお金持ちが居るのでしょう? それに、こんなにお金をかけて、見合うだけの「音」が得られるのか? 個人が使う機器で、億単位ってのは売る方も買う方も、常軌を逸してます。 スピーカーひとつとっても、普通の人が買うのはせいぜい10万円くらいでしょう。 10万円と1億数千万との間にどんな音の違いが潜んでいるのか? たぶん高級機器を買う人は、世間一般との価格差が開けば開くほどい~のでしょうね。 まぁ、死んでしまったら、あの世まで持っていけないから、せいぜい短い余生でのお楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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