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テーマ:猫のいる生活(138411)
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フラジルと云っても国の話ぢゃありません。
イギリスの映画監督テリー・ギリアムが情報統制がなされた「20世紀のどこかの国」の暗黒社会を舞台に1985年に公開した映画「未来世紀ブラジル」の話からです。 この作品では主人公が夢の中でサムライの怪物と戦い、美女を救う夢を見るなんてシチュエーションがあってなんとも面白い。 作品の中で情報省がテロの容疑者と間違えて連行される役にロバート・デ・ニーロが登場してます。 役所がテロの容疑者と間違えて別人を逮捕したのも、単に名前のタイプミス。 主人公は誤認逮捕をなんとか責任回避するため上司に頼まれて右往左往する役所の下級役人です。 ところが話が進むにつれ、主人公の立場はどんどん悪くなり、機密情報持ち出し、サボタージュ、公用車の無断使用なんかで、今度は自分がテロリストとして追われる身。 そして、ついに捕まって「脳」をいじくられ、廃人と化していく物語です。 今だったらロシアや中国、アラブ諸国もご同様ですね。 単に「Brazil」だけで検索したら、ブラジルの観光案内だらけになるから、ワザワザ「Samba(サンバ)」をつけてるのにです。 ふと気づきました。 タイトル「ブラジル」は「Brazil」と綴ります。 これ英語では正解ですが、ブラジルはポルトガルの植民でしたから、公用語はポルトガル語です。 英語では「Brazil」と綴られますが、ポルトガル語では「brasil」なんですな。 そこから調べたらサンバの「ブラジル」、本国では「Aquarela do Brasil(ブラジルの水彩画)」と云うのが正式なタイトルらしい。 と、云うようなワケで、きょうは敢えてイタリアはナポリのジャズ・サンバ・グループ「Anima Nova」の「Aquarela do Brasil」をお送りします。 この陽気な音楽が、映画「未来世紀ブラジル」では却って何とも云えぬ焦燥感を感じさせてるのですね。 Aquarela do brasil performed by Anima nova bossa nova jazz Napoli Italy BRAZIL 2014
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